教育課程実施状況調査の結果について |
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旧学習指導要領の目標・内容に照らした児童生徒の学習状況の把握のために実施。ペーパーテストだけではなく、児童生徒及び教師に対して学習に関する意識等についてのアンケート調査も実施。 |
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小・中学校 |
高等学校 |
実施時期 |
平成14年1・2月 |
平成14年11月 |
実施人数 |
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約10万5千人 |
対象学年 |
小学校5・6年、中学校1〜3年 |
高校3年 |
対象教科・科目 |
国語、社会、算数・数学、理科、英語 |
国語、数学、理科(物理、化学、
生物、地学)、英語
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地理歴史、公民については、
平成15年11月に実施
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(1)ペーパーテスト |
小・中学校 |
高等学校 |
○ |
調査を実施したのべ23教科(※)のうち、3教科(中学1・2年の理科、中学3年の英語)以外の教科・学年において、設定通過率と比較して上回る又は同程度と考えられる問題数が半数以上を占めている。 |
※ |
小学校5、6年の各4教科(のべ8教科)、中学全3学年の各5教科(のべ15教科) |
○ |
過去の同一問題の結果との比較では、のべ23教科中、3教科が上昇、10教科が前回同様、10教科が低下と考えられる。ただし、上昇、低下とも、正答等の率の変化の幅は、それぞれおおむね3〜4%以下であった。 |
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○ |
国語、英語の2教科において、設定通過率と比較して上回るまたは同程度と考えられる問題数が半数以上を占めている。また、数学、理科の2教科において、設定通過率と比較して上回るまたは同程度と考えられる問題数が半数未満である。
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○ |
昭和37年以来40年ぶりに調査を実施しており、過去との比較はできない。なお、40年前の調査では、国語、英語は期待値を上回ったが、数学は期待値を下回ったなどの傾向がみられた。 |
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(2)アンケート調査 |
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「勉強は大切だと思う」(「どちらかといえば大切だと思う」を含む)
→小学6年生:約87% 中学3年生:約83% 高校3年生:約79% |
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「(全般的に)勉強が好きだと思う」(「どちらかといえば好きだと思う」を含む)
→小学6年生:約34% 中学3年生:約18% 高校3年生:約20% |
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「学校の授業がよく分かる、又は、大体分かる」
→小学6年生:約59% 中学3年生:約46% 高校3年生:約40% |
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「学校の授業以外に1日に3時間以上、勉強する」
→小学6年生:約5% 中学3年生:約24% 高校3年生:約23%
「学校の授業以外に1日に勉強をまったく、又は、ほとんどしない」
→小学6年生:約11% 中学3年生:約9% 高校3年生:約41% |
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(3)アンケート調査とペーパーテストの関係 |
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教科の勉強が好きだ、入学・就職試験に関係なく大切だと思う生徒や授業の中で分からないことをそのままにしておかないなど、学ぶ意欲の高い生徒は、ペーパーテストの得点が高い傾向が見られる。 |
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毎日の朝食、持ち物の確認など基本的な生活習慣が身に付いている生徒は、ペーパーテストの得点が高い傾向が見られる。 |
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普段から、インターネットや新聞を活用して、世の中の情報を入手している生徒は、ペーパーテストの得点が高い傾向が見られる。 |
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発展的な課題を取り入れた授業や放課後などの補充指導を行っている教師の指導を受けている生徒ほど、ペーパーテストの得点が高い傾向が見られる。 |
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更に詳しく知りたい方は
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