学校評価、学校の情報提供等の現状と課題を把握し、その改善充実に資するため、文部科学省では「学校評価等実施状況」について、調査している。
(1)学校評価
○ 学校教育法施行規則において自己評価は実施義務が、学校関係者評価の実施は努力義務が課されているが、学校関係者評価は81%の公立学校において実施している。
○ 学校評価を実施した学校の概ね全てが、学校評価は学校の現状・課題の把握やそれに基づく学校運営の改善に役立つものであったと回答した。
○ 自己評価の評価項目は様々であるが特に、教育目標、学習指導、安全管理、保護者・地域住民等との連携、生徒指導、教育課程といった項目がそれぞれ85%以上となっている。
○ 学校関係者評価の活動内容の中に、学校行事の参観や校長等管理職との対話、 授業参観を導入し、評価の際の参考としている学校がそれぞれ80%を超えている。
(2)外部アンケート
○ 外部アンケートは、自己評価を行う上で、目標の設定・達成状況の把握や取組の適切さについて評価する資料として活用するために実施しているものであるが、95%の公立学校において実施している。
○ アンケートの項目は、学校教育活動への満足度、学校行事、授業方法などの項目がそれぞれ80%を超えている。
(3)情報提供
○ 学校に関する情報の提供方法は、学校便り等に掲載して配布(94%)、ホームページ等に掲載(62%)、保護者等に対して直接説明する機会を設ける(51%)など、積極的な方法をとる例が多い。
○ 情報提供の内容は様々であるが、特に、年間の行事予定、学校の教育目標がそれぞれ90%を超えている。
初等中等教育局参事官(学校運営支援担当)付