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研究開発学校の取組

 研究開発学校制度とは、教育実践の中から提起されてくる課題や社会の変化・発展に伴って生じた学校教育に対する多様な要請に対応するため、研究開発を行おうとする学校を「研究開発学校」として指定し、その学校には、学習指導要領等の現行の教育課程の基準によらない教育課程の編成・実施を認め、その実践研究を通して新しい教育課程・指導方法を開発するものです。
 現在、小学校での英語教育について、以下の取組が行われています。

研究開発学校のページ

北海道

学校名
鹿追町立鹿追(しかおい)小学校、瓜幕(うりまく)小学校、通明(つうめい)小学校、上幌内(かみほろない)小学校、笹川(ささがわ)小学校、鹿追中学校、瓜幕中学校、北海道鹿追高等学校、鹿追中学校
研究内容
(研究開発課題)
地域と一体となって取り組む連携型中高一貫教育を中心とした、小中高一貫教育の研究−国際理解教育、英語科・数学科における小中高連携した新たな教科等の研究−

(研究の概要)
小学校から高等学校までの12年間を4期(期−小学校1年生から4年生、期−小学校5・6年生、期−中学校、期−高等学校)に分け、英語における実践的コ ミュニケーション能力の育成や英語教育における到達目標と評価の明確化、中学校の指導内容の一部を小学校に移行した英語活動の充実に取り組む。小学校においては、特に5・6学年の授業時数を特に増加し、小学校英語活動における文字指導の在り方や中学校教員による乗入れ授業の充実など、中学校の「外国語」とのなめらかな接続を図る。中学校においては、高等学校との連携を一層重視し、高等学校の外国語の指導内容の一部を中学校に移行して行うなど、実践的コミュニケーション能力の育成を中核とした指導計画や評価計画の改善を行う。高等学校においては、英語を通じて言語や文化に対する理解を深め、実践的コミュニケーション能力の育成を図るため大学と連携を図り、研究を進める。英語教育を通して、進路意識や目的意識の高揚を図るなど進路指導の充実・発展に取り組む。

宮城県

学校名
学校法人聖ウルスラ学院英智小学校、英智中学校
研究内容
(研究開発課題)
「論理的な思考力・考える力」に基づく表現力(「読解力」)を育むため、「言語技術科」の教育課程及び小・中9年間全教科における「読解力」の指導についての研究開発

(研究の概要)
小学校1年〜中学校2年の8学年にわたって、「言語技術科」を新設し、これを基に、国語科においてはPISA型「読解力」育成を図る。具体的には、 「言語技術科」(小学1年〜中学2年)の学習指導計画と評価計画の作成 中学3年での「国語科」に合科させた場合の「言語技術科」の指導計画と評価計画の作成「言語技術科」で学習した成果を活かす国語科の小・中9年間の学習指導計画と評価計画の作成小学1年〜中学3年までの「英語科」の学習指導計画と評価計画の作成と、「言語技術科」で学習した成果の計測方法の開発言語と国際性分野と全教科を貫く「読解力」との係わりの研究

栃木県

学校名
栃木県栃木市立皆川城東(みながわじょうとう)小学校、皆川中学校
研究内容
(研究開発課題)
「国際社会に貢献することのできる児童生徒の育成を目的とした、9年間を見通した小学校中学校一貫教育の教育課程の編成の在り方についての研究開発

(研究の概要)
日本人としてのアイデンティティーを備え、豊かな人間性と確かな学力及び国際人としてのコミュニケーション能力を身につけ、国際社会に貢献することのできる児童生徒の育成を目的とし、9年間を見通した教育課程の研究開発を行う。具体的には、「生き方科」(小学校3年生〜中学校3年生、週1時間)を創設し、小学校・中学校を通じて、自分の生き方を考え、課題に積極的に取り組もうとする態度を育成する。「ことのはの時間」(小学校1年生・小学校2年生は年間10時間、小学校3年生〜中学校3年生は週1時間)を創設し、日本語の美しさや日本人の心がよく現れている古典文学や演劇・戯曲、音読・暗唱等に触れさせ、言葉のもつ力を実感させながら伝え合う力を育成する。小学校に「英語科」(小学校3年生〜小学校6年生、週1時間)を創設し、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度や能力を育成する。また、中学校との効果的な連携の在り方等を研究する。

埼玉県

学校名
埼玉県春日部(かすかべ)市立粕壁(かすかべ)小学校、春日部中学校
研究内容
(研究開発課題)
小学校に英語科を創設した場合の、系統性をもった小学校・中学校9カ年の英語科教育課程の創造についての研究開発

(研究の概要)
小学校段階から「英語科」を創設した場合の教育課程、指導方法、評価方法、中学校教育課程との接続の在り方について研究する。特に中学校との接続について評価の方法や教育課程の内容をこれまでの研究成果をもとに整理し、小学校・中学校の系統的な英語科教育課程の試案を作成して実践し、小学校と中学校の一貫した英語学習の教育課程を完成させ、さらにその妥当性についても検証する。そして、小学校の教育課程に英語科が創設される場合のモデルとなりうる、9カ年の教育課程と、評価や指導法や指導のシステム、教材教具、等を提示できるように研究を進める。

千葉県

学校名
千葉県成田市立成田小学校、成田中学校
研究内容
(研究開発課題)
小・中学校9年間の英語科学習において、効果的に確かな英語の力を身につけるための教育課程・指導方法を明らかにする研究開発

(研究の概要)
小学校において英語科(年間70〜80時間)を導入、小・中学校9年間の発達段階に応じて「聞く・話す・読む・書く」活動をバランスよく取り入れ、英語の力の定着が自覚できる効果的な英語科学習を進める。  具体的には、次の3点を中心として研究に取り組んでいく。英語の力を伸ばすための9年間のカリキュラムの見直しを図る。英語の力を伸ばす効果的な指導内容・指導形態・単位時間の在り方を研究する。単元ごとの調査を取り入れ、児童・生徒自ら英語の力を自覚できる機会を設ける。

東京都

学校名
東京都品川区立第二日野小学校、日野中学校
研究内容
(研究開発課題)
小学校中学校9年間の一貫した系統的な教育課程や指導方法、研究システム及び評価に関する研究開発

(研究の概要)
小学校・中学校9年間の一貫した系統的な教育課程や指導方法等の研究開発を行う。具体的には、4−3−2年のまとまりによる9年間一貫した各教科カリキュラム、新しい学習として開設する「英語科」(全学年、週1〜4時間程度)、「市民科」(全学年、週2〜3時間)、「ステップアップ学習」(小学校5年生〜中学校3年生、週2〜6時間)のカリキュラム、習熟度別学習や小学校5年生からの教科担任制、小学校・中学校の教員が連携した協力教授の在り方、学校運営組織の一体化に関する研究開発(2校合同による研究組織、校務分掌組織、各種委員会組織、PTA組織等)、小学校・中学校が接続した系統性・統一性のある評価の在り方について、研究開発を行う。

神奈川県

学校名
神奈川県横浜市立西中学校、西前(にしまえ)小学校、生麦(なまむぎ)中学校、岸谷(きしや)小学校、仲尾台(なかおだい)中学校、立野(たての)小学校、西金沢(にしかなざわ)中学校、釜利谷西(かまりやにし)小学校、奈良中学校、桂小学校
研究内容
(研究開発課題)
国際化時代に必要な生きる力であるコミュニケーション能力を育むための、小中学校9年間を見通した英語教育の教育課程や指導方法及び評価方法の研究開発

(研究の概要)
小中学校の教職員が協働し、地域の子どもの特性や目指す子ども像をふまえて、「聞くこと」「話すこと」に重点をおいたコミュニケーション能力の育成を中心とした小中一貫教育の在り方について研究を行う。小学校においては、全学年で「英語科」(年間20〜35時間)を新設し、中学校英語との連続性をふまえ、学年段階に応じた目標設定、指導方法や指導内容について研究を行う。中学校においては、外国語(英語)科の授業を全学年年間140時間実施し、小学校に「英語科」が新設された場合の目標設定、指導方法や指導内容について研究を行う。具体的には、小中学校9年間の見通した英語科年間指導計画を作成する。コミュニケーション能力を育成するための評価の在り方について研究を行う。コミュニケーション能力の育成を目指し、小中学校各学年段階において指導内容の重点化を行う。小学校教員と中学校英語科教員との協働、ALTや英語のネイティブスピーカーではない外国人講師、外部指導者等との協同授業等、指導体制の在り方について研究、提言を行う。
学校名
神奈川県南足柄市立北足柄小学校、南足柄小学校、福沢小学校、岡本小学校、岩原小学校、向田(むかいだ)小学校、北足柄中学校、岡本中学校、足柄台中学校、北幼稚園、南足柄幼稚園、福沢幼稚園、岡本幼稚園、むつみ幼稚園
研究内容
(研究開発課題)
夢と希望に向け、粘り強く自分の道を切り開く子どもの育成を目ざした、幼稚園・小学校・中学校の一貫教育を推進する教育課程の開発

(研究の概要)
子どもたちが知恵・豊かな心・健康な身体を基盤に、粘り強く自分の道を切り開くため、地域に根ざした学校運営を進め、幼稚園・小学校・中学校の11年間の一貫教育について研究を行う。具体的には、 学力の定着と向上に向け、全教科にわたり、幼児・児童・生徒の発達段階に即した連続性と校種間のなめらかな接続を重視した、幼・小・中の一貫性を図る教科カリキュラムを開発する。 国際感覚を育成し、幅広く実践的コミュニケーション能力の基礎を育成するため、小学校英語活動を教育課程に位置づけるとともに、中学校英語の授業時間数を週1時間増やし、9年間を見通した英語教育の充実を図る。 自分に自信と誇りを持ち、今日的な課題に柔軟に対応できる子どもの育成を図るため、道徳・特別活動・総合的な学習の時間を有機的に結合し、体験的で地域をステージとして学ぶ新教科「きらり」を創設する。

新潟県

学校名
新潟県新潟市立上所(かみところ)小学校、女池(めいけ)小学校、鳥屋野(とやの)中学校
研究内容
(研究開発課題)
これからの社会を生きる上で必要な「人間力」を育成するために、言葉と体験を重視し発達段階に即した小・中学校9年間一貫の教育課程の研究開発

(研究の概要)
これからの社会を生きる上で必要な「人間力」を育成するために、児童生徒の心身の発達段階や生活指導上の課題が顕在化する時期などを考慮し、言葉と体験を重視した教育課程を開発する。具体的には、 国際社会に対応する論理的思考力・論理的コミュニケーション力の向上を図るために、自分の考えを筋道立てて構成し論理的に意見を述べる能力、目的や場面な どに応じて適切に表現する能力を重点的に育成する教科として「言語技能科」を新設し、小・中学校9年間一貫のカリキュラムを開発する。「人間力」の基盤である自尊感情・倫理観・規範意識・人権感覚の育成や社会生活を営む上で必要な基本的な技能、習慣、態度等の習得を、心理学を活用したプ ログラム等を取り入れながら、様々な体験活動を通して重点的に行う教科として「社会技能科」を新設し、小・中学校9年間一貫のカリキュラムを開発する。 国際社会で活用できるコミュニケーション力として英語を使った実践的な対話力を身に付け、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育てるために、 「英語表現活動」を小学1年から中学3年までのすべての学年に位置付け、小・中学校9年間一貫のカリキュラムおよび効果的な指導法、教材を開発する。

岐阜県

学校名
岐阜県多治見(たじみ)市立笠原(かさはら)小学校、笠原中学校、鳥屋野(とやの)中学校
研究内容
(研究開発課題)
児童生徒の発達段階に応じた「英語によるコンテント・ベイスト・アプローチ(Content-based approach in English)の手法を取り入れた小中一貫した英語教育の時間の在り方」に関する研究開発

(研究の概要)
小中の連携を踏まえた9年間の年間指導計画を見直し、より必然性のあるクリエイティブなコンテント・ベイストによるカリキュラムの再編を行うとともに、小学校の英語活動と中学校の必修英語・選択英語との円滑な接続を図るための指導内容や指導方法の在り方を研究する。具体的には教科の題材や学習内容を素材として伝えあう内容を重視した英語活動(小学校年間35〜70時間)及び英語学習(中学校年間70時間)を実施する。実践的コミュニケーション能力の育成の面から、コンテント・ベイストの手法による指導内容や指導方法等についての有効性や妥当性についてデータを積み上げ、継続的かつ実証的な検証を行う。コンテント・ベイストの手法を取り入れた指導内容・指導方法等を一般の学校における教育課程の編成・実施に適用できるよう、9年間の考え方や構想等を示す「小中一貫英語シラバス」の作成を行う。

大阪府

学校名
大阪府千早赤阪(ちはやあかさか)村立こごせ幼稚園、赤阪小学校、千早小学校、多聞(たもん)小学校、小吹台(こぶきだい)小学校、村立中学校
研究内容
(研究開発課題)
幼稚園・小学校・中学校の11年間において、英語活動・情報活動の系統化したカリキュラムのもと、国際化・情報化に対応したコミュニケーション能力の増進を図る指導内容・指導方法の研究開発

(研究の概要)
幼稚園・小学校・中学校の11年間の系統だったカリキュラムを編成し、コミュニケーション能力の増進を図るための指導内容・指導方法の研究開発を行う。具体的には、幼稚園では、英語活動・情報活動を実施するとともに、小学校では、「英語科」(週1時間程度)・「情報科」(週1時間程度)を新設する。また、中学校では、中学校1年生及び中学校2年生で「話せる英語」のカリキュラムを週1時間組むとともに、技術・家庭科における情報教育の時数を増やす。「英語科」等においては、幼稚園4・5歳児と小学校1年生を第1期小学校2・3・4年生を第2期、小学5・6年生、中学1年生を第3期、中学2・3年生を第4期としたカリキュラムの編成やその指導方法、効果的な活動内容について研究を行う。「情報科」等においては、中学校の指導内容と連携を図り、スキル指導・情報活用能力・情報モラルの育成について、研究を深める。
学校名
大阪府河内長野(かわちながの)市立天野小学校、高向小学校、西中学校
研究内容
(研究開発課題)
国際社会に生きる表現力豊かな子どもの育成をめざした小・中学校9年間を見通した英語教育の教育課程・指導方法・評価に関する研究開発

(研究の概要)
小・中学校9年間を、前期(小1〜小4)、中期(小5〜中1)、後期(中2〜中3)に3区分し、9年間を通して「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の4技能をバランスよく育てることを目指したカリキュラムを3校で共同開発する。中学校では、各学年とも週4時間を英語科に充て、3時間を「英語総合」、1時間を「英語表現」とする。「英語総合」では生徒の学習意欲を高めつつ、実践 的なコミュニケーション能力の基礎を養う。「英語表現」では、トピック・タスクシラバスで、生徒のアイディアや主体性を生かした自己表現活動、コミュニ ケーション活動、創作活動など発展的な活動を通して4技能を総合的に高める。小学校では、中学校との円滑な接続を可能にするため、小学校2校のカリキュラムを一本化する方向で研究を進める。児童生徒の意識調査や学習状況の評価を定期的に行い、その結果を分析し、指導の効果を検証する。

奈良県

学校名
奈良県大和郡山(やまとこおりやま)市立治道(はるみち)小学校、治道幼稚園
研究内容
(研究開発課題)
幼稚園・小学校接続期における系統性を重視した教育課程の編成と指導方法・指導体制の工夫・改善及び幼稚園からの楽しい英語学習についての研究開発

(研究の概要)
幼稚園から小学校への円滑な接続を図るため、幼稚園小学校9年間を2年間の「プライマリーコース」(3歳児・4歳児)、3年間の「ジュニアコース」(5歳 児・小学校1年生・小学校2年生)、4年間の「シニアコース」(小学校3年生〜小学校6年生)に分け、幼稚園小学校の接続期である「ジュニアコース」を中 心に新たな教育課程の編成について研究する。そのため、ジュニアコースに設置する「新教科」の指導内容を、前後コースとの連続性をもたせたものにするとともに、国際化時代に必要なコミュニケーション能力を9年間を通して育成する。具体的には、5歳児に、合同授業の前後に行う「T−プレイ」を設置し、小学校低学年に従来の教科の枠組みを外した「新教科」(「ことば」、「かず」、 「はっけん」、「ひょうげん」、「うんどう」)を設けるとともに、5歳児で学んだ内容との円滑な接続を図る。また、5歳児と小学校第1学年で週3時間程 度、合同授業を実施する。さらに、プライマリーコースでの英語遊びを受け、ジュニアコースと、シニアコースで週1時間英語学習(「キッズ・イングリッシュ」)を行う。

広島県

学校名
広島県北広島町立八幡(やわた)幼稚園、八幡小学校、雄鹿原(おがはら)小学校、芸北幼稚園、芸北小学校、雲月(うづつき)小学校、美和(みわ)小学校、芸北中学校、広島県立加計(かけ)高等学校、(芸北分校)
研究内容
(研究開発課題)
小学校段階から「ことばの技能科」「英語科」を新設した場合の幼稚園・小学校・中学校・高校13年間の一貫・系統性ある教育課程についての研究開発

(研究の概要)
幼稚園・小学校・中学校・高校13年間を「導入期(幼稚園〜小学校4年生)」「充実期(小学校5年生〜中学校2年生)」「発展期(中学校3年生〜高校3年生)」に区分し、小学校段階から論理的思考力・コミュニケーション能力の基礎となる力を育てるための新教科や「算数・数学科」の教育課程・指導方法等について研究開発を行う。具体的には、小学校・中学校に「ことばの技能科」を新設し、「聞く」「読む」「話す」「書く」技能の習得、「考える」「感じる」「表す」能力の開発をめざした学習を行い、論理的な思考力やコミュニケーション能力を育成するとともに、小学校に「英語科」を新設し、小学校・中学校、高校の「英語科」の連携を図る。 また、「算数・数学科」において校種・学年を越えたコース選択・習熟度別学習を実施する。
学校名
広島県尾道(おのみち)市立土堂(つちどう)小学校
研究内容
(研究開発課題)
発達段階に応じた、基礎・基本の力を高めるとともに、国際化と情報化に対応する教育内容を具体化し、確かな学力として高めるための教育課程の研究開発

(研究の概要)
読み書き計算の反復学習によって、発達段階に応じた基礎・基本の力を高めるとともに、社会の国際化や情報化に対応する指導の在り方及び郷土への愛着心を高める学習について研究する。具体的には、算数、国語など週3時間を9モジュールとして、読み書き計算を中心とした補充的な学習や発展的な学習を行うとともに、全学年に「郷土科」(週1時間程度)、「英語科」(週1時間程度)、「情報科」(週0.5〜1時間程度)を新設する。また、読み書き計算などの反復学習の取組の成果について、児童の卒業後の追跡調査を含め、継続的かつ客観的な評価を行う。
学校名
広島大学附属三原(みはら)幼稚園、附属三原小学校、附属三原中学校
研究内容
(研究開発課題)
幼小中一貫の教育力を生かした社会のグローバル化・高度情報化・超少子化の進展に対応する国際的コミュニケーション能力の育成を中心とした21世紀型学校カリキュラムの研究開発

(研究の概要)
広島大学との共同プロジェクトにより、国際的コミュニケーション能力を育成していくカリキュラムの作成と評価規準及び評価方法の研究開発を行う。具体的には、新教科「国際コミュニケーション」(週2時間程度)を創設、カリキュラム開発を行うとともに、評価規準と評価方法の作成及び検証を行う。滑らかな幼小連携をめざして、幼稚園に、教科「表現科・発見科」につながる「表現の時間、発見の時間」を新設し、幼小の教員で指導する。小学校に選択教科を設置し、中学校の選択教科とともに協同的創造学習を行う。21世紀型学力の評価方法を確立し、カリキュラムの修正を行う等に取り組み、調査・評価を行うとともに、教員の力量形成の視点を抽出する。

沖縄県

学校名
沖縄県那覇(なは)市立金城(かなぐすく)小学校、石嶺(いしみね)小学校、曙(あけぼの)小学校、開南(かいなん)小学校、金城(かなぐすく)中学校、石嶺(いしみね)中学校、安岡(やすおか)中学校、外45校(注)
研究内容
(研究開発課題)
児童・生徒の英語によるコミュニケーション能力の育成を目的とした教育課程の弾力的な編成方法、指導方法、評価方法等の研究開発

(研究の概要)
小中9年間で、児童生徒のコミュニケーションへの積極的な態度の育成と英語によるコミュニケーション能力を育成するために、効果的な教育課程、指導方法、指導形態の開発を行う。小学校においては、市内36校をモジュールを含む指導パターンごとに3グループに分け、1学年で週0.5時間、2学年〜6学年で週1〜2時間の音声を重視した授業を継続する。また、中学校では、小学校で培われた英語への興味・関心が持続発展できるよう、各学校作成の英語教育推進計画に基づき、授業時数の拡大、少人数指導、習熟度別指導等を通して、音声指導や実践的コミュニケーション活動を重視した授業の継続を進め、小中連携の英語教育の推進を図る。小中学校の実践研究は年次ごとの「英語学習に関するアンケート調査」の結果を基に、「興味・関心」、「積極性」、「聞き取り力を中心としたスキル面」、「国際理解」の観点から評価する。小学校においては、全体及び3つの指導パターンごとに評価する。

(注)安謝(あじゃ)小学校、城東(じょうとう)小学校、城北(じょうほく)小学校、城西(じょうせい)小学校、城南(じょうなん)小学校、真嘉比(まかび)小学校、泊(とまり)小学校、大道(だいどう)小学校、松川(まつがわ)小学校、識名(しきな)小学校、壺屋(つぼや)小学校、若狭(わかさ)小学校、前島(まえじま)小学校、久茂地(くもじ)小学校、神原(かみはら)小学校、真和志(まわし)小学校、与儀(よぎ)小学校、城岳(じょうがく)小学校、天妃(てんぴ)小学校、垣花(かきのはな)小学校、小禄(おろく)小学校、高良(たから)小学校、宇栄原(うえばる)小学校、松島(まつしま)小学校、古蔵(こくら)小学校、上間(うえま)小学校、大名(おおな)小学校、仲井真(なかいま)小学校、小禄南(おろくみなみ)小学校、真地(まあじ)小学校、さつき小学校、銘苅小学校、首里(しゅり)中学校、真和志(まわし)中学校、石田(いしだ)中学校、那覇(なは)中学校、神原(かみはら)中学校、寄宮(よりみや)中学校、古蔵(こくら)中学校、小禄(おろく)中学校、松島(まつしま)中学校、城北(じょうほく)中学校、鏡原(きょうはら)中学校、松城(まつしろ)中学校、仲井真(なかいま)中学校

学校名
沖縄県南城市立百名(ひゃくな)小学校、佐敷(さしき)小学校、馬天(ばてん)小学校、知念(ちねん)小学校、久高(くだか)小学校、玉城(たまぐすく)小学校、船越(ふなこし)小学校、大里北小学校、大里南小学校、玉城中学校、佐敷中学校、久高中学校、大里中学校、知念中学校
研究内容
(研究開発課題)
国際化時代に必要な積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度をはぐくむため、小中学校9年間を見通した英語教育の効果的な指導方法及び指導内容についての研究開発

(研究の概要)
小中学校の教職員が連携し、地域の子どもの特性をふまえ、児童生徒のコミュニケーション能力と表現力を高めるための、効果的な指導方法や指導内容の開発を目的に研究を行う。具体的には、小中連携の英語教育を進めるため、小中9年間の系統だった年間指導計画を策定する。 小学校においては「聞くこと」「話すこと」を重視した授業を展開し、英語への興味・関心を高める。中学校では小学校での英語教育に基づき、少人数指導、習熟度別指導等を工夫し、「聞くこと」「話すこと」に重点をおいた実践的コミュニケーション活動の継続、発展を図り、「英語を使っている」 という実感が湧く授業づくりを行いつつ、題材定着のために「書く力」の向上を図る。 小学校教員と中学校英語科教員との協働、ALTや外部指導者等との協同授業など、指導体制について研究を行う。「英語学習に関するアンケート調査」の結果を基に、「英語への興味・関心」「コミュニケーションを持つ楽しさ、積極性」「聞く、話す能力」「表現力」の観点から評価を行う。

-- 登録:平成21年以前 --