栄養教諭の配置促進について(依頼)(平成21年4月28日付け21文科ス第6261号)

  21文科ス第6261号
平成21年4月28日  

各都道府県教育委員会教育長 殿

文部科学省スポーツ・青少年局長
山中 伸一

文部科学省初等中等教育局長
金森 越哉

 栄養教諭の配置の促進については、「栄養教諭の配置促進について」(平成19年7月11日付け19文科ス第156号文部科学省スポーツ・青少年局長通知並びに19文科ス第157号文部科学事務次官通知)などにおいて、従来からお願いしているところです。
 平成21年4月1日現在の栄養教諭の配置状況については、別添資料のとおりであり、年々配置の拡大が図られ学校栄養職員の8割以上が栄養教諭に任用替えされていると見られる県もありますが、未だ十分な配置がなされていない地方自治体も見られるところです。
 全国すべての地域の学校において、学校教育活動全体を通じた食に関する指導を一層充実していくため、栄養教諭の更なる配置拡大が強く求められております。
 このため、各都道府県教育委員会等においては、「栄養教諭による食に関する指導実践事例集」(平成21年3月文部科学省)を参考に、栄養教諭の配置の成果について適切な指標により評価を行い関係部局の理解を得るなど、平成21年4月1日より施行されている改正後の学校給食法の趣旨を踏まえ、平成19年通知及び下記に留意し、栄養教諭の配置及び配置の拡大について、特段の御配慮をいただくようお願いします。
 各都道府県教育委員会におかれては、市町村教育委員会に対しても周知を図るよう御配慮願います。

 記

1.平成21年4月より施行されている改正後の学校給食法においては、法律の目的に「学校における食育の推進」が明確に位置づけられ、学校給食の目標について食育推進の観点から見直しが行われるとともに、栄養教諭が学校給食を活用した食に関する実践的な指導を行うこととされたところであり、この趣旨を踏まえ、学校における食育推進の中核的な役割を担う栄養教諭の一層の配置拡大に努めていただきたいこと。

2.平成21年4月より先行実施されている小学校学習指導要領及び中学校学習指導要領の総則においては、学校における食育の推進について、関係教科等においてそれぞれの特質に応じて適切に行うよう努めることとされたところであり、食に関する指導に当たっては、栄養教諭等の専門性を活かすなど教師間の連携に努めることなどが重要であること。

3.市町村費負担の学校栄養職員についても、食に関する専門的な知見を活用し、学校における食育推進の中核的な役割を担うことが期待されることから、栄養教諭への任用換えを積極的に努めていただきたいこと。

 

     

お問合せ先

スポーツ・青少年局学校健康教育課

健康教育企画室 調査係
電話番号:03-6734-2095

Adobe Readerのダウンロード(別ウィンドウで開きます。)

PDF形式のファイルを御覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、まずダウンロードして、インストールしてください。

(スポーツ・青少年局学校健康教育課)

-- 登録:平成21年以前 --