第2款 各科目 第59 デザイン技術

1 目標

 デザイン技術に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に創造し応用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)デザインの基礎

 ア デザインの概要と創造活動
 イ デザイン用具と用法
 ウ 形態観察と表示
 エ 色彩
 オ 人間要素

(2)ビジュアルデザイン

 ア ビジュアルデザインの概要
 イ グラフィックデザイン
 ウ パッケージデザイン
 エ 写真と印刷技術
 オ その他のビジュアルデザイン

(3)プロダクトデザイン

 ア プロダクトデザインの概要
 イ 生活器具のデザイン
 ウ 産業機器のデザイン
 エ 繊維・服飾デザイン
 オ 工芸品のデザイン
 カ その他のプロダクトデザイン

(4)環境構成デザイン

 ア 住空間と業務空間
 イ 家具
 ウ ディスプレイ及び店舗

(5)デザイン企画

 ア デザインの企画と計画
 イ マーケティング
 ウ デザインの組織と進行

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 指導に当たっては、美術館、博物館の見学や視聴覚教材を活用して、具体的に理解させるよう留意すること。
 イ 内容の(2)のアからオまで及び(3)のアからカまでについては、地域産業の実態や学科の特色に応じて、選択して扱うことができること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のアについては、デザインの意味と要素、創造の意味と手法などを扱うこと。ウについては、物の見え方、とらえ方、表示及び表現の種類とその技法を扱うこと。エについては、色彩の基礎的な内容を扱うこと。オについては、造形の心理、人間工学、デザインと人間要素などの基礎的な内容を扱うこと。
 イ 内容の(2)については、視覚伝達デザインの分野にかかわる基礎的な内容を扱うこと。
 ウ 内容の(3)については、プロダクトデザインの意義、要素、用途などの基礎的な内容を扱うこと。
 エ 内容の(4)については、室内、家具及び店舗のデザインについて、基礎的な内容を扱うこと。
 オ 内容の(5)のア及びイについては、企業における製品デザインの企画、宣伝の企画、市場調査などを、具体的な事例を通して扱うこと。

お問合せ先

初等中等教育局教育課程課

-- 登録:平成21年以前 --