第2款 各科目 第50 セラミック技術

1 目標

 セラミックスの製造技術に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)原料処理

 ア 原料
 イ 処理工程
 ウ 調合計算と原料処理

(2)セラミックスの成形と乾燥

 ア 各種の成形法
 イ 乾燥

(3)加熱処理と溶融

 ア 燃料と燃焼
 イ 加熱炉
 ウ 溶融

(4)セラミックスの加工

 ア 研磨剤と工具
 イ セラミック加工

(5)品質の管理と評価

 ア 品質管理
 イ 品質の評価

(6)セラミック技術と安全

 ア 公害対策と安全
 イ 廃棄物の処理と再利用技術

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 指導に当たっては、工場の見学や実習などを活用して、具体的に理解させるよう留意すること。
 イ 内容の(1)のウについては、地域産業の実態や学科の特色に応じて題材を選択して扱うこと。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のウについては、調合計算と原料処理の基礎的な内容を扱うこと。
 イ 内容の(2)については、セラミックスの成形と乾燥の方法及び装置の構造を簡単に扱うこと。
 ウ 内容の(3)のアについては、燃料の特性と簡単な燃焼計算を扱うこと。イについては、加熱炉の構造及び炉材の特性を扱うこと。
 エ 内容の(4)のイについては、機械的加工、化学的加工及び電気的加工を扱うこと。
 オ 内容の(5)については、具体的な例を通して、品質管理及び評価方法の基礎的な内容を扱い、専門的に深入りしないこと。
 カ 内容の(6)については、セラミックスの製造における環境保全及び資源の再利用技術の基礎的な内容を扱うこと。

お問合せ先

初等中等教育局教育課程課

-- 登録:平成21年以前 --