第2款 各科目 第49 セラミック化学

1 目標

 セラミック材料に関する化学的な知識と技術を習得させ、製品の製造と品質の改良に実際に活用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)原子と原子構造

 ア 原子の構造
 イ 電子配置とイオン

(2)化学結合と物性

 ア 化学結合の種類
 イ イオン半径と配位数
 ウ 結晶構造と物性
 エ ガラス構造と物性

(3)平衡状態図

 ア 相と成分
 イ 平衡状態図

(4)高温反応  

 ア 高温における物質移動と反応
 イ 溶融と結晶化

(5)結晶質材料  

 ア シリカとアルミナ
 イ ケイ酸アルミニウムと粘土鉱物
 ウ その他の酸化物材料
 エ 非酸化物材料

(6)非晶質材料

 ア 酸化物ガラス
 イ 結晶化ガラス
 ウ その他の非晶質材料

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(5)及び(6)については、地域産業の実態や学科の特色に応じて、適切なセラミック材料を選定して扱うこと。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のイについては、周期表の第3周期までの元素を扱う程度とすること。
 イ 内容の(2)については、化学結合と物性の基礎的な内容について理解させる程度とし、専門的に深入りしないこと。
 ウ 内容の(3)については、2成分系を扱う程度とすること。
 エ 内容の(4)については、焼結の機構を中心に扱い、専門的に深入りしないこと。

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初等中等教育局教育課程課

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