第2款 各科目 第47 工業材料

1 目標

 工業材料に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)工業材料の開発の歴史
(2)工業材料の性質

 ア 化学結合と結晶構造
 イ 機械的性質
 ウ 物理的・化学的性質
 エ 状態図と結晶組織

(3)材料の試験と検査

 ア 機械的性質の試験
 イ 組織観察
 ウ その他の検査

(4)構造用材料

 ア 鋼と鋳鉄
 イ 軽金属材料
 ウ 構造用セラミックス
 エ エンジニアリングプラスチック
 オ 構造用複合材料

(5)機能性材料

 ア 電磁気材料
 イ 音響・光学材料
 ウ エネルギー変換材料
 エ その他の機能性材料

(6)環境と材料

 ア 工業材料と安全性
 イ 工業材料のリサイクル

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)については、工業材料の発達が生活文化及び工業の発展に大きな影響を与えてきたことについて理解させること。
 イ 内容の(2)については、物質の結合方法及び材料の組織が、材料の性質と相互に関連していることについて理解させること。
 ウ 内容の(3)については、材料の試験及び検査の原理と方法を扱うこと。
 エ 内容の(4)のアについては、鋼と鋳鉄及び基本的な鉄合金の性質を扱うこと。イからオまでについては、代表的な材料の種類と性質及び利用例を扱うこと。
 オ 内容の(5)のアからウまでについては、各材料に求められる性質及び応用例を扱うこと。エについては、センサ材料などの材料を簡単に扱う程度とすること。
 カ 内容の(6)のアについては、環境に対して安全な工業材料の製造及び活用方法を扱うこと。イについては、工業材料のリサイクルの基礎的な技術を扱うこと。

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初等中等教育局教育課程課

-- 登録:平成21年以前 --