第2款 各科目 第45 地球環境化学

1 目標

 環境保全に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)地球環境と人間

 ア 生活と環境
 イ 自然環境の保全

(2)資源とエネルギー

 ア 地球と資源
 イ 資源の有効利用
 ウ 資源の使用と地球環境

(3)自然環境の調査

 ア 環境汚染の種類と原因
 イ 環境の分析と調査

(4)環境の保全と化学技術  

 ア 環境保全と製造プロセスの改善
 イ 環境汚染の処理技術
 ウ 廃棄物の再利用

(5)環境保全に関する法規

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 指導に当たっては、地球の環境保全のために、化学技術が重要な役割を果たしていることについて理解させること。
 イ 内容の(3)及び(4)の各事項については、地域の実態や学科の特色に応じて適切な題材を選定するとともに、選択して扱うことができること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のイについては、自然環境の保全と人間生活や生態系とのかかわりを簡単に扱うこと。
 イ 内容の(2)については、資源の有限性、資源及びエネルギーの有効利用の必要性、化石燃料の使用が地球環境に及ぼす影響などを扱うこと。
 ウ 内容の(3)のアについては、大気汚染と水質汚濁の事例を取り上げ、汚染の種類と原因を考えさせること。イについては、関係法規に基づいた測定法による基礎的な環境分析技術及び調査方法を扱うこと。
 エ 内容の(4)のアについては、環境保全のための製造プロセスの改善に関する基礎的な内容を扱うこと。イについては、環境汚染物質の基礎的な処理技術を扱うこと。ウについては、廃棄物の再資源化の基礎的な処理技術を扱うこと。
 オ 内容の(5)については、環境保全に関する法規の概要を扱うこと。

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初等中等教育局教育課程課

-- 登録:平成21年以前 --