工業化学に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。
ア 地球の資源と化学
イ 化学反応
ウ 気体の性質
エ 空気の利用
ア 水と溶液
イ 酸と塩基
ウ 海水の利用
エ アルカリ金属とハロゲン
ア 燃焼と化学
イ 酸化と還元
ウ 化学結合
エ 反応速度と化学平衡
オ 原子エネルギー
ア 有機化合物の基礎
イ 石油の精製
ウ 石油と化学工業
ア 工業材料
イ 新素材
ア 食品と化学
イ 油脂と石鹸(けん)
ウ バイオの化学
エ 有害物質と危険物
ア 指導に当たっては、化学工業が、資源とエネルギーを有効に利用して様々な材料を製造していること及び環境保全に関して重要な技術であることについて理解させること。
ア 内容の(1)のアについては、地球上の主要な物質を構成している基本的な元素や化合物の概要を扱うこと。イについては、化学変化及び化学反応式の基礎的な内容を扱うこと。ウについては、気体の法則を中心に扱うこと。エについては、アンモニアの工業的製法の概要を扱うこと。
イ 内容の(2)のアについては、溶解度や濃度を中心に扱うこと。イについては、酸及び塩基の基礎的な内容を扱うこと。ウについては、食塩を原料とした化合物の工業的製法の概要を扱うこと。エについては、アルカリ金属とハロゲンの性質を簡単に扱うこと。
ウ 内容の(3)のアについては、燃焼に伴う化学変化とエネルギー変化の基礎的な内容を扱うこと。イについては、酸化と還元及び電気分解と電池を扱うこと。ウについては、化学結合及び物質の構造を扱うこと。エについては、反応速度と化学平衡の基礎的な内容を扱うこと。オについては、放射性物質の性質と利用を簡単に扱うこと。
エ 内容の(4)のアについては、有機化合物の基礎的な内容を扱い、専門的に深入りしないこと。イについては、石油製品の製造に関する基礎的な内容を扱うこと。ウについては、化学工業の原料としての石油の役割を扱うこと。また、天然ガスや石炭を原料とする化学工業を簡単に扱うこと。
オ 内容の(5)のアについては、セラミックス、金属及び高分子の各材料の性質及び用途を簡単に扱うこと。イについては、機能性材料の性質と用途を簡単に扱うこと。
カ 内容の(6)のア及びイについては、身近な生活用品を例として、生活と化学工業製品のかかわりを扱うこと。ウについては、酵素や微生物を利用した化学工業の概要を扱うこと。エについては、有害物質と危険物の取扱い方法及び取扱者の管理責任の概要を扱うこと。
初等中等教育局教育課程課
-- 登録:平成21年以前 --