第2款 各科目 第42 社会基盤工学

1 目標

 社会基盤整備に関する基礎的な知識を習得させ、自然環境との調和を図り実際に活用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)社会基盤整備の概要

 ア 土木の歴史
 イ 社会資本と社会基盤の整備
 ウ 災害と国土の整備
 エ エネルギーの整備

(2)交通と運輸

 ア 道路
 イ 鉄道
 ウ 港湾
 エ 空港

(3)治水と利水

 ア 治水
 イ 利水

(4)社会基盤システム

 ア 都市計画
 イ 環境と景観
 ウ 防災

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(2)から(4)までについては、生徒の実態や学科の特色に応じて、選択して扱うことができること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のアについては、土木事業に関する技術史を取り上げ、土木構造物と人間の生活とのかかわり及び土木事業が産業や経済の発展に果たした役割を簡単に扱うこと。イについては、経済や産業の基盤整備と土木工事とのかかわりを簡単に扱うこと。ウについては、防災のための国土の整備を扱うこと。エについては、電力やガスなどのエネルギー資源の活用の概要について理解させること。
 イ 内容の(2)のアについては、道路の構造、施工及び維持管理の基礎的な内容を扱うこと。イについては、鉄道建設及び路線の規格と構造の基礎的な内容を扱うこと。ウについては、港湾の計画や管理及び港湾施設の基礎的な内容を扱うこと。エについては、空港の計画や施設の基礎的な内容を扱うこと。
 ウ 内容の(3)のアについては、河川の改修と海岸の防護、治山・砂防及び土木構造物の機能と簡単な計画を扱うこと。イについては、水資源の開発及び上下水道の基礎的な内容を扱うこと。
 エ 内容の(4)のアについては、都市計画の基本的な内容及び国土計画、地域計画の概要を扱うこと。イについては、内容の(2)及び(3)に関連する基本的な環境保全及び社会基盤施設と景観とのかかわりを扱うこと。ウについては、地震災害、土砂災害、火山災害などの災害と防災対策の基礎的な内容を扱うこと。

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