第2款 各科目 第41 土木構造設計

1 目標

 土木構造物の設計に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)鋼構造の設計

 ア 鋼構造の設計の基本
 イ Hビームの設計
 ウ プレートガーダーの設計

(2)鉄筋コンクリート構造物の設計

 ア 鉄筋コンクリート構造物の設計の基本
 イ はり構造の設計
 ウ 柱構造の設計
 エ プレストレストコンクリート構造物の設計

(3)基礎・土留め構造物の設計

 ア 杭基礎の設計
 イ 直接基礎の設計
 ウ 土留め構造物の設計

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 指導に当たっては、各種示方書などを取り扱い、土木構造物の部材の設計をさせるよう留意すること。
 イ 内容の(3)については、生徒の実態や学科の特色に応じて、選択して扱うことができること。
 ウ 指導に当たっては、工事現場の見学、土木構造物の模型を用いた実験及び視聴覚教材の活用により、具体的に理解させるよう留意すること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のアについては、設計の目的、順序、設計方法などの基本的な内容を扱うこと。イについては、H形鋼を用いたけたの応力計算や断面の設計方法について理解させること。ウについては、プレートガーダーを用いたけたの応力計算や断面の設計方法について理解させること。なお、イ及びウにおいて、曲げモーメントによるたわみや断面の基礎的な計算式についても扱うこと。
 イ 内容の(2)については、単鉄筋長方形ばりの設計計算を中心に扱い、複鉄筋長方形ばり、スラブなどの設計計算にかかる計算式については、専門的に深入りしないこと。
 ウ 内容の(3)については、具体的な事例を通して計算式の意味と使用方法について理解させること。

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初等中等教育局教育課程課

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