土木構造物や土及び水の基礎力学に関する知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。
ア 土木構造物と力
イ 静定構造物の計算
ウ 材料の強さと部材の設計
ア 土の基本的性質と調査及び試験
イ 土中の水の流れ
ウ 地中応力と土の圧密
エ 土の強さ
オ 土圧
ア 静水の性質
イ 水の流れの性質と測定
ウ 水路の計算
エ 流れと波の力
ア 指導に当たっては、模型を用いた実験や視聴覚教材を活用して、力学的な現象を視覚的に理解させるよう留意すること。
イ 内容の(2)及び(3)については、生徒の実態や学科の特色に応じて、選択して扱うことができること。
ア 内容の(1)のアについては、土木構造物の種類、土木構造物に作用する力及び鋼とコンクリートの材料の基本的な性質を扱うこと。イについては、単純ばり、片持ばり、短柱及び長柱について、軸方向力、せん断力及び曲げモーメントの基本的な計算方法を扱い、専門的に深入りしないこと。静定トラス、ゲルバーばり、間接荷重ばりなどの計算方法は基礎的な内容にとどめること。ウについては、材料の強さ、部材断面の性質、はりの応力とたわみ及び断面形状の基本的な計算方法を扱うこと。
イ 内容の(2)については、土木構造物の安定や土木構造物を支える地盤に関連して、土の基本的な性質や力学の基礎的な内容を扱うこと。
ウ 内容の(3)のアについては、静水圧を中心に扱うこと。イについては、ベルヌーイの定理を中心に扱うこと。ウについては、管水路と開水路の基礎的な内容を扱い、専門的に深入りしないこと。エについては、水の流れにより物体の受ける力及び波の作用を簡単に扱うこと。
初等中等教育局教育課程課
-- 登録:平成21年以前 --