第2款 各科目 第37 衛生・防災設備

1 目標

 衛生・防災設備に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)給水・給湯設備

 ア 水資源と上水道
 イ 給水・給湯に関する機器と構成
 ウ 給水・給湯設備と配管機器の設計

(2)排水通気設備

 ア 排水と下水道
 イ 排水通気設備と配管機器の設計
 ウ 住宅の給排水設備

(3)排水処理設備

 ア 排水浄化の原理と方法
 イ し尿浄化設備と排水再利用

(4)防災設備

 ア 防火対象物と消防用設備
 イ 消火設備と配管機器の設計

(5)その他の設備
(6)衛生・防災設備の施工  

 ア 機器の据付けと配管工事
 イ 衛生・防災設備の試験・検査・保守

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(3)及び(5)については、学校の実態や学科の特色に応じて、選択して扱うことができること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のアについては、水質基準と水道施設の概要を扱うこと。イについては、給水・給湯の機器構成及び給水方式を扱うこと。ウについては、給水・給湯量の計算、配管機器の簡単な設計及び給水・給湯管径の求め方を扱うこと。
 イ 内容の(2)のアについては、排水の種類と下水道施設の概要を扱うこと。イについては、排水・通気系統の機器と構成、衛生器具の排水量及び排水・通気管径の簡単な求め方を扱うこと。ウについては、具体的な事例を通して理解させること。
 ウ 内容の(3)については、環境保全の観点から排水処理の必要性について理解させ、し尿浄化設備の構成と排水の再利用を扱うこと。
 エ 内容の(4)については、防災設備の必要性について理解させ、主な消火設備の機器の構成と配管を中心に扱うこと。
 オ 内容の(5)については、ガス設備を中心に扱い、それ以外の設備は概要について理解させる程度とし、網羅的に扱わないこと。
 カ 内容の(6)のアについては、施工法を中心に扱うこと。イについては、関係法規に基づく基礎的な機器の試験・検査及び保守を扱うこと。

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初等中等教育局教育課程課

-- 登録:平成21年以前 --