第2款 各科目 第36 空気調和設備

1 目標

 空気調和設備に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)空気調和の基礎

 ア 空気調和の方式
 イ 冷房・暖房負荷
 ウ 湿り空気の状態

(2)空気調和装置

 ア 空気調和装置の構成
 イ 中央式・個別式空気調和機
 ウ 空気調和装置の制御
 エ 空気調和装置の設計

(3)換気・排煙装置

 ア 換気・排煙設備の構成
 イ 換気・排煙設備の設計

(4)直接暖房装置

 ア 主な機器と構成
 イ 装置の設計及び配管

(5)空気調和設備の施工

 ア 機器の据付けと配管工事
 イ 空気調和設備の試験・検査・保守

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(3)については、学校の実態等に応じて、扱わないことができること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のアについては、代表的な空気調和方式の構成と特徴及び利用例を扱うこと。イについては、冷房及び暖房の簡単な負荷計算を扱うこと。ウについては、湿り空気の組成及び空気線図の仕組みを扱うこと。
 イ 内容の(2)のア及びイについては、空気調和装置を構成している主な機器の構造、性能及び用途を扱うこと。ウについては、空気調和装置の制御に関する基礎的な内容を扱うこと。エについては、空気調和装置の設計に関する基礎的な内容を扱うこと。
 ウ 内容の(3)のアについては、換気法の種類と排気量や排煙の方式について、関係法規と関連付けて扱うこと。イについては、換気・排煙設備の設計手順を扱うこと。
 エ 内容の(4)のアについては、直接暖房装置を構成する主な機器の構造、用途及び関連する配管を扱うこと。イについては、簡単な暖房装置の設計例を取り上げ、その概要を扱うこと。
 オ 内容の(5)のアについては、機器の据付け、配管工事及び保温・保冷工事の基礎的な内容を扱うこと。イについては、関係法規に基づく試験・検査及び保守について、基礎的な内容を扱うこと。

お問合せ先

初等中等教育局教育課程課

-- 登録:平成21年以前 --