第2款 各科目 第35 設備計画

1 目標

 設備工業の計画に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に計画できる能力と態度を育てる。

2 内容

(1)設備の基礎

 ア 自然環境
 イ 室内環境
 ウ 流体及び熱に関する力学

(2)設備に関係した建築構造

 ア 建築物の計画
 イ 主な建築構造
 ウ 構造物の力学

(3)建築物の設備計画

 ア 設備計画の概要
 イ 建築物内の設備の配管
 ウ 機器・配管の所要スペース

(4)設備の施工  

 ア 施工管理
 イ 設備工事の積算

(5)設備関係法規  

 ア 設備に関する法規
 イ 建築に関する法規
 ウ その他の法規

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(5)のウについては、生徒や学校の実態に応じて、扱わないことができること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のア及びイについては、設備工業と自然環境及び室内環境とのかかわりを扱うこと。ウについては、水と空気に関する基礎的な力学及び簡単な熱力学を扱い、専門的に深入りしないこと。
 イ 内容の(2)のア及びイについては、設備を計画する際に必要な建築構造に関する基礎的な内容を中心に扱うこと。ウについては、静定構造物の力の釣合い、曲げモーメントとせん断力図、応力度とひずみ度の概念、断面二次モーメントと断面係数の概念及び基礎的な計算方法を扱うこと。
 ウ 内容の(5)については、設備に関する基本的な法規の概要を扱うこと。ウについては、衛生・防災に関する法規などの概要を扱うこと。

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初等中等教育局教育課程課

-- 登録:平成21年以前 --