第2款 各科目 第33 建築計画

1 目標

 建築計画に関する基礎的な知識と技術を習得させ、建築物を合理的に計画し、設計する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)建築の歴史

 ア 我が国の建築
 イ 西洋の建築
 ウ 近代の建築

(2)建築と環境

 ア 気候
 イ 光
 ウ 音
 エ 熱
 オ 色彩

(3)建築の設備

 ア 給排水・衛生設備
 イ 空気調和設備
 ウ 電気・通信設備
 エ その他の設備

(4)各種建築物の計画  

 ア 独立住宅
 イ 集合住宅
 ウ その他の建築物

(5)都市計画

 ア 都市計画の概要
 イ 都市計画と地域計画

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 指導に当たっては、建物の見学や視聴覚教材を活用して、具体的に理解させるよう留意すること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)については、建築の歴史的変遷、建築様式と建築物の形態の概要及び建築計画の意義を扱うこと。
 イ 内容の(2)のアからオまでについては、それぞれの事項と建築物との関係を扱い、自然条件が建築物に与える影響や快適な住環境を計画する上で基礎的な要因であることについて理解させること。
 ウ 内容の(3)のアからウまでについては、主な設備の種類、構成と特徴などの基礎的な内容を扱うこと。エについては、災害の予防や人命保護に関する設備を簡単に扱うこと。なお、アからエまでにおいては、省エネルギーの必要性も簡単に扱うこと。
 エ 内容の(4)のア及びイについては、身近な住宅を中心として、建築計画の基本的な手法を扱うこと。ウについては、不特定多数の利用者を対象とした建築物の空間構成と災害に対する配慮の必要性を扱うこと。
 オ 内容の(5)については、都市計画に関する概念を扱うこと。

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初等中等教育局教育課程課

-- 登録:平成21年以前 --