第2款 各科目 第30 建築構造

1 目標

 建築物の構造及び建築材料に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)建築構造の概要
(2)建築材料

 ア 建築材料の種類と特徴
 イ 建築材料の規格と性能

(3)木構造

 ア 各部の名称
 イ 各部の構成と機能

(4)鉄筋コンクリート構造

 ア 各部の名称
 イ 各部の構成と機能

(5)鋼構造

 ア 各部の名称
 イ 各部の構成と機能

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 指導に当たっては、建築現場の見学や視聴覚教材を活用して、具体的に理解させるよう留意すること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)については、建築構造の種類と歴史的発達、主な建築構造の特徴及び関連する法規を簡単に扱うこと。
 イ 内容の(2)については、建築材料の基礎的な内容を扱い、身近な住宅などの事例を通して、材料と構造の関連について理解させること。その際、建築材料の種類と特徴は建築構造と関連させて扱うこと。
 ウ 内容の(3)から(5)までについては、それぞれの構造に関する各部の名称及びその構成と機能の基礎的な内容を扱うこと。また、プレファブ建築については、木質系は内容の(3)で、コンクリート系は内容の(4)で、鉄骨系は内容の(5)でそれぞれ扱い、補強コンクリートブロック構造については、内容の(4)で扱うこととするが、いずれもその概要を扱う程度とすること。

お問合せ先

初等中等教育局教育課程課

-- 登録:平成21年以前 --