第2款 各科目 第18 電気基礎

1 目標

 電気に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)直流回路

 ア 電気回路の電圧・電流・抵抗
 イ 消費電力と発生熱量
 ウ 電気抵抗
 エ 電気の各種作用

(2)磁気と静電気

 ア 電流と磁気
 イ 静電気の基礎

(3)交流回路

 ア 交流回路の基礎
 イ 交流回路の電圧・電流・電力
 ウ 記号法
 エ 三相交流

(4)電気計測

 ア 電気計測の基礎
 イ 基礎量の測定
 ウ 測定量の取扱い  

(5)各種の波形

 ア 非正弦波交流
 イ 過渡現象

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 計算方法の取扱いに当たっては、演習を重視し、実際に活用させるよう留意すること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のアについては、電圧、電流及び抵抗の意味と関係する基本的な量と計算方法を扱うこと。イについては、電流による発熱、電力及び電力量を簡単に扱うこと。エについては、電気による各種作用の原理と利用を扱うこと。
 イ 内容の(2)については、電流と磁気に関する計算方法は基本的なものにとどめ、専門的に深入りしないこと。
 ウ 内容の(3)のアについては、交流の状態を表す諸量の意味について理解させること。イについては、交流回路における抵抗、インダクタンス及び静電容量についての基本的な計算方法を扱うこと。ウについては、交流回路における電流・電圧の基本的な計算方法を扱い、専門的に深入りしないこと。
 エ 内容の(4)のアについては、主な電気計器の基本原理、構造、特性及び取扱い方法を扱うこと。イについては、基礎量の基本的な測定法について理解させること。ウについては、測定に伴う誤差、測定値の取扱いなどを扱うこと。
 オ 内容の(5)のアについては、代表的な波形を扱うこと。イについては、電気回路における過渡現象の発生とその回路の時定数を扱う程度とし、専門的に深入りしないこと。

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初等中等教育局教育課程課

-- 登録:平成21年以前 --