第2款 各科目 第14 電子機械

1 目標

 電子機械に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)電子機械の概要と役割

 ア 身近な電子機械
 イ 電子機械と生産ライン

(2)機械の機構と運動の伝達

 ア 基本的な機械要素
 イ 基本的なメカニズム

(3)センサとアクチュエータの基礎

 ア センサ
 イ アクチュエータ

(4)シーケンス制御の基礎

 ア リレーシーケンス
 イ プログラマブルコントローラ

(5)コンピュータ制御の基礎

 ア コンピュータとインタフェース
 イ 外部機器の制御

(6)簡単な電子機械設計

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 指導に当たっては、身近なメカトロニクスに関する事例を通して、総合的に理解させるよう留意すること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のアについては、身近な事例を通して、電子機械が社会生活や産業において果たしている役割について理解させるとともに、省エネルギーや環境保全などの分野における重要な技術であることについて理解させること。
 イ 内容の(2)のアについては、電子機械に必要な締結要素、軸要素及び伝達要素の概要を扱うこと。イについては、電子機械の基本的なメカニズムの特徴を扱うこと。
 ウ 内容の(3)のアについては、主なセンサの原理、特徴及び利用例を扱うこと。イについては、主なアクチュエータの原理、特徴及び利用例を扱うこと。
 エ 内容の(4)については、実際の利用例を通して、シーケンス制御の仕組みについて理解させ、理論的に深入りしないこと。
 オ 内容の(5)のアについては、インタフェース回路の原理と方法及び制御プログラムを扱うこと。イについては、外部機器からのフィードバック信号を利用した制御の原理と方法について理解させ、外部機器の基礎的な制御技術を扱うこと。
 カ 内容の(6)については、簡単なメカトロニクス製品を例に、マイコンの組み込み技術及び制御機構とソフトウェア技術について理解させ、簡単な電子機械の設計を扱うこと。

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