第2款 各科目 第11 機械工作

1 目標

 機械工作に関する基礎的な知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)機械工作法の発達
(2)機械材料

 ア 材料の加工性と活用
 イ 金属材料
 ウ 新素材

(3)各種の工作法

 ア 主な工作法
 イ 特殊な工作法

(4)工業量の測定と計測機器

 ア 測定
 イ 計測機器

(5)生産の管理

 ア 生産計画と管理
 イ 情報技術によるシステム化

(6)機械加工及び生産の自動化

 ア 工作機械の自動化と制御技術
 イ 将来の生産方式とシステム技術

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 指導に当たっては、新しい工作機械や機械材料についてもその基礎的な内容を取り上げ、技術の進展に対応させるよう留意すること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)については、機械材料及び機械工作の装置や工作法の発達を扱い、両者が相互に関連して発達してきたことについて理解させること。
 イ 内容の(2)のイについては、主な金属材料の機械的性質と利用方法を扱うこと。ウについては、新素材の基礎的な機械的性質を扱うこと。
 ウ 内容の(3)のアについては、主な工作法の原理と方法及びその発展の動向を扱い、機械や装置の具体的な構造、機能及び操作は扱わないこと。イについては、レーザー加工法、放電加工法などの原理と方法を扱うこと。また、具体的な事例を通して、簡単なジグや取付具の構成と用途を扱うこと。
 エ 内容の(4)については、機械に関する基本的な工業量の測定及び計測機器の原理を扱うこと。
 オ 内容の(5)については、生産の管理手法について総合的に理解させること。また、災害の予防や安全対策及び情報技術の利用による管理のシステム化について基礎的な内容を扱うこと。
 カ 内容の(6)については、自動化された工作機械の現状について理解させるとともに、将来の生産方式にシステム技術の進展が及ぼす影響について考えさせること。

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