第2款 各科目 第7 材料技術基礎

1 目標

 工業の各分野に用いられる材料の製造、組織、性質及び用途に関する基礎的な知識を習得させ、材料の選択及び改良に必要な基礎的な能力と態度を育てる。

2 内容

(1)工業材料と社会生活
(2)工業材料の性質と構造

 ア 物質の状態と材料の構造
 イ 変形と流動
 ウ 構造と性質

(3)工業材料の検査

 ア 機械的性質の検査
 イ 顕微鏡による組織検査
 ウ 計器による検査

(4)工業材料の製造

 ア 金属材料の製造
 イ ファインセラミックスの製造
 ウ 高分子材料の製造

(5)工業材料の加工 

 ア 工業材料の加工性
 イ 主な加工法

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 指導に当たっては、材料の性質、検査方法、製造方法などについて理解させ、工業材料の性質の利用や改善を図る基礎的な能力と態度を育てること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)については、工業材料が社会生活及び産業に果たしている役割を扱うこと。
 イ 内容の(2)のアについては、工業材料の化学結合の原理及び結晶構造を扱うこと。イについては、工業材料の変形及び流動と組織との関係を扱うこと。ウについては、工業材料の結晶構造と機械的、物理的、化学的性質との関係を扱うこと。
 ウ 内容の(3)については、検査の原理、検査方法及び検査結果と工業材料の性質との関係を扱うこと。
 エ 内容の(4)については、主な工業材料を取り上げ、製造法の原理と材料の性質との関連性について理解させること。
 オ 内容の(5)のアについては、金属、セラミックス及び高分子材料の加工性の違いを扱うこと。イについては、鋳造、成形、機械加工、焼結などの主な加工方法の原理と方法を扱うこと。

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