第2款 各科目 第28 生物活用

1 目標

 園芸作物と社会動物の活用に必要な知識と技術を習得させ、園芸作物と社会動物の特性及び園芸と動物を活用したセラピーの特質を理解させるとともに、生活の質の向上や健康の改善を図る能力と態度を育てる。

2 内容

(1)生物活用の意義と役割

 ア 生物活用の役割と動向
 イ 園芸作物、社会動物と人間生活

(2)園芸作物の栽培と活用

 ア 草花、野菜、ハーブの栽培と活用
 イ 園芸デザインとその利用

(3)社会動物の飼育と活用

 ア 社会動物の飼育としつけ
 イ 社会動物の訓練と活用

(4)健康の改善と生活の質の向上

 ア 生物活用と対人サービス
 イ 園芸セラピー
 ウ 動物セラピー

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(2)及び(3)については、実習を通して、園芸活動や社会動物との交流の健康上の効果について理解させ、園芸作物や社会動物を有効に活用する実践力を育てるよう留意すること。
 イ 内容の(2)及び(3)については、学科の特色や地域の実態に応じて、選択して扱うことができること。また、学科の特色や地域の実態に応じて、題材として適切な園芸作物や社会動物を選定すること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(2)については、健康上の効果に着目した園芸作物の栽培や園芸デザインの活動を中心に扱い、それを活用した交流活動の準備や活動の支援も扱うこと。
 イ 内容の(3)については、健康上の効果に着目した社会動物との交流とそのための飼育や訓練の活動を中心に扱い、それを活用した交流活動の準備や活動の支援も扱うこと。
 ウ 内容の(4)については、園芸作物や社会動物を活用した対人サービスの特性、園芸セラピーと動物セラピーの準備、計画などの基本的な内容を扱うこと。

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初等中等教育局教育課程課

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