第2款 各科目 第26 造園技術

1 目標

 造園の施工と管理に必要な知識と技術を習得させ、造園の特質と造園緑化材料の特性を理解させるとともに、材料を適切に取り扱い、合理的に施工し、維持管理する能力と態度を育てる。

2 内容

(1)造園技術の特色と役割

 ア 造園技術の特色
 イ 造園施工と管理の役割

(2)造園緑化材料

 ア 植物材料
 イ 岩石材料
 ウ その他の材料

(3)造園植栽施工

 ア 植栽とデザイン
 イ 芝生、花壇等の造成

(4)造園土木施工

 ア 敷地の造成と土壌の改良
 イ コンクリート工
 ウ 給排水工
 エ 造園施設工

(5)植物及び工作物の管理

 ア 植物の管理
 イ 工作物の管理
 ウ 景観の管理 

(6)合理的な施工と管理

 ア 工程管理
 イ 品質管理

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(2)については、観察、実習を通して、造園空間を構成するために必要な植物材料や岩石材料の特性とその取扱いを具体的に理解させること。
 イ 内容の(3)から(5)までについては、地域の実態や学科の特色等に応じて、造園の施工と管理を行う上で適切な題材を選定すること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)については、作庭技術、植栽技術などの造園技術の特色、造園空間の創出と維持管理など造園の施工と管理の概要を扱うこと。
 イ 内容の(2)のア及びイについては、植物材料や岩石材料の種類と特性及び植物材料の育成を扱うこと。なお、地域の造園施工の実態等に応じて、題材として適切な造園緑化材料を選定すること。ウについては、木材、竹材、金属材などを扱うこと。
 ウ 内容の(2)から(5)までについては、病気、害虫、機械及び器具について、羅列的な扱いをしたり詳細に深入りしたりしないこと。
 エ 内容の(5)については、造園樹木のせん定と整姿、工作物の補修などの維持管理及び造園の目的に沿った景観の維持管理を扱うこと。

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初等中等教育局教育課程課

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