草花の栽培と経営に必要な知識と技術を習得させ、草花の特性や栽培に適した環境を理解させるとともに、品質と生産性の向上を図る能力と態度を育てる。
ア 草花生産の特性
イ 生活と草花の利用
ウ 草花の需給の動向
ア 草花の生育と生理
イ 栽培環境と生育の調節
ア 草花の栽培的、経営的特性
イ 品種の特性と選び方
ウ 作型と栽培計画
エ 栽培管理
オ 商品化
カ 施設の利用
キ 草花栽培の評価
ア 草花の繁殖
イ 草花の育種
ア 作業体系の改善
イ 生産と流通の改善
ア 指導に当たっては、草花の生産から消費までの仕組みと草花の利用の形態を理解させるよう留意すること。
イ 内容の(2)から(4)までについては、観察や実験・実習を通して、草花の特性と栽培環境の相互関係から草花の生育と環境の調節について理解させ、草花栽培に関する科学的な見方と実践力を育てるよう留意すること。なお、地域農業の実態、学科の特色や消費動向に応じて、題材として適切な草花を選定すること。
ア 内容の(1)については、我が国を中心に、生活の中で草花が利用されている状況、草花生産及び需給の動向について基本的な内容を扱うこと。
イ 内容の(2)については、草花の生育過程、生理作用、環境要素や成長調節物質が草花に与える影響及び草花栽培の技術の仕組みを扱うこと。
ウ 内容の(2)から(4)までにおいて、草花の学名や英名を扱う場合は、必要最小限の扱いとすること。
エ 内容の(3)については、草花の品種の選定をはじめとする栽培計画、各生育段階の特性に応じた栽培管理、各生育段階の診断方法に基づく栽培評価など草花の栽培と経営について体系的に扱うこと。なお、草花の来歴、品種、作型、病気、害虫、肥料及び農薬については、羅列的な扱いをしたり詳細に深入りしたりしないこと。
オ 内容の(4)については、草花の種子繁殖、栄養繁殖及び育種方法について体系的に扱うこと。なお、バイオテクノロジーを用いた繁殖については基本的な内容にとどめること。
カ 内容の(5)については、品種の選定、作業管理、施設利用、生産費と流通の手段や経費など草花生産の経営改善について基本的な内容を扱うこと。
初等中等教育局教育課程課
-- 登録:平成21年以前 --