第2章 普通教育に関する各教科 第9節 家庭

第1款 目標

 人間の健全な発達と生活の営みを総合的にとらえ、家族・家庭の意義、家族・家庭と社会とのかかわりについて理解させるとともに、生活に必要な知識と技術を習得させ、男女が協力して家庭や地域の生活を創造する能力と実践的な態度を育てる。

第2款 各科目

第1 家庭基礎

1 目標

 人の一生と家族・福祉、衣食住、消費生活などに関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させ、家庭生活の充実向上を図る能力と実践的な態度を育てる。

2 内容

(1)人の一生と家族・福祉

 人の一生を生涯発達の視点でとらえ、家族や家庭生活の在り方、乳幼児と高齢者の生活と福祉について理解させ、男女が相互に協力して、家族の一員としての役割を果たし家庭を築くことの重要性について認識させる。

 ア 生涯発達と家族
 生涯発達の視点で各ライフステージの特徴と課題について理解させ、青年期の課題を踏まえて、男女が協力して家庭を築くことの意義と家族や家庭生活の在り方について考えさせる。

 イ 乳幼児の発達と保育・福祉
 乳幼児の心身の発達と生活、親の役割と保育及び子どもの福祉について理解させ、子どもを生み育てることの意義を考えさせるとともに、子どもの健全な発達のために、親や家族及び社会の果たす役割が重要であることを認識させる。

 ウ 高齢者の生活と福祉
 高齢者の心身の特徴と生活及び高齢者の福祉について理解させ、高齢者の自立生活を支えるために家族や地域及び社会の果たす役割が重要であることを認識させる。

(2)家族の生活と健康

 家族の食生活、衣生活及び住生活に必要な基礎的な知識と技術を習得させ、家族の生活を健康で安全かつ快適に営むことができるようにする。

 ア 食生活の管理と健康
 栄養、食品、調理、食品衛生などに関する基礎的な知識と技術を習得させ、家族の食生活を健康で安全に営むことができるようにする。

 イ 衣生活の管理と健康
 被服の機能と着装、被服材料、被服管理などに関する基礎的な知識と技術を習得させ、家族の衣生活を健康で快適に営むことができるようにする。

 ウ 住生活の管理と健康
 住居の機能、住生活と健康・安全などに関する基礎的な知識と技術を習得させ、家族の住生活を健康で快適に営むことができるようにする。

(3)消費生活と環境

 家庭経済や消費生活に関する基礎的な知識を習得させるとともに、現代の消費生活の課題について認識させ、消費者として責任をもって行動できるようにする。

 ア 家庭の経済と消費
 家庭の経済生活、社会の変化と消費生活及び消費者の権利と責任について理解させ、消費者として主体的に判断できるようにする。

 イ 消費行動と環境
 現代の消費生活と環境とのかかわりについて理解させ、環境負荷の少ない生活を目指して生活意識や生活様式を見直すことができるようにする。

(4)ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のイ及びウについては、学校や地域の実態等に応じて、学校家庭クラブ活動等との関連を図り、乳幼児や高齢者との触れ合いや交流などの実践的な活動を取り入れるよう努めること。

 イ 内容の(2)については、実験・実習を中心とした指導を行うよう留意すること。アについては、栄養、食品、調理の関連を図って扱うようにすること。

 ウ 内容の(4)については、ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動の意義と実施方法について理解させること。また、指導に当たっては、内容の(1)から(3)までの学習の発展として、生徒が生活の中から課題を見いだし、解決方法を考え、計画を立てて実践できるようにすること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のイについては、子どもの健全な発達を支えるための親の役割と保育に重点を置くこととし、児童福祉に関する法律や制度の詳細に深入りしないこと。ウについては、高齢者福祉に関する法律や制度の詳細に深入りしないこと。

 イ 内容の(2)のイについては、衣服を中心として扱い、被服材料については布を扱うこと。

 ウ 内容の(3)のアの消費者の権利と責任については、契約、消費者信用、問題の発生しやすい販売方法などを取り上げて具体的に扱うこと。イについては、環境負荷の少ない生活の工夫に重点を置くこととし、地球環境問題に深入りしないこと。

第2 家庭総合

1 目標

 人の一生と家族、子どもの発達と保育、高齢者の生活と福祉、衣食住、消費生活などに関する知識と技術を総合的に習得させ、生活課題を主体的に解決するとともに、家庭生活の充実向上を図る能力と実践的な態度を育てる。

2 内容

(1)人の一生と家族・家庭

 人の一生を生涯発達の視点でとらえ、家族・家庭の意義、家族・家庭と社会とのかかわりについて理解させ、男女が相互に協力して、家族の一員としての役割を果たし家庭を築くことの重要性について認識させるとともに、各自の生活設計を考えさせる。

 ア 人の一生と発達課題
 生涯発達の視点で各ライフステージの特徴と課題について理解させ、青年期の課題である自立や男女の平等と相互の協力などについて認識させる。

 イ 家族・家庭と社会
 家庭の機能と家族関係、家族・家庭と法律、家庭生活と福祉などについて理解させ、家族・家庭の意義、家族・家庭と社会とのかかわり、男女が協力して家庭を築くことの重要性について認識させる。

 ウ 生活設計
 青年期の課題を踏まえ、生活設計の立案を通して、自己の生き方や将来の家庭生活と職業生活の在り方について考えさせる。

(2)子どもの発達と保育・福祉

 子どもの発達と保育、子どもの福祉などについて理解させるとともに、子どもの健全な発達を支える親の役割と保育の重要性や社会の果たす役割について認識させ、保育への関心をもたせる。

 ア 子どもの発達
 母体の健康管理と子どもの誕生、子どもの心身の発達と特徴及び子どもの生活と遊びについて理解させるとともに、子どもの発達と環境とのかかわりについて認識させ、子どもと適切にかかわることができるようにする。

 イ 親の役割と保育
 親の役割と子どもの人間形成及び親の保育責任とその支援について理解させ、子どもを生み育てることの意義について考えさせるとともに、家庭における親の役割の重要性について認識させる。

 ウ 子どもの福祉
 子どもが健全に育つことをねらいとした児童福祉の基本的な理念について理解させ、子どもを取り巻く環境の変化や課題について考えさせる。

(3)高齢者の生活と福祉

 高齢者の心身の特徴と生活、高齢者の福祉などについて理解させるとともに、介護の基礎を体験的に学ぶことを通して、高齢者の自立生活を支えるために家族や地域及び社会の果たす役割について認識させる。

 ア 高齢者の心身の特徴と生活
 加齢に伴う心身の変化と特徴について理解させるとともに、高齢者の生活の現状と課題について認識させ、高齢者との適切なかかわりについて考えさせる。

 イ 高齢者の福祉
 高齢社会の現状と課題について考えさせ、高齢者福祉の基本的な理念と高齢者福祉サービスについて理解させる。

 ウ 高齢者の介護の基礎
 日常生活の介助を体験的に学ぶことを通して、高齢者介護の心構えやコミュニケーションの重要性について認識させ、高齢者と適切にかかわることができるようにする。

(4)生活の科学と文化

 衣食住の生活を科学的に理解させるとともに、衣食住に関する先人の知恵や文化を考えさせ、充実した衣食住の生活を営むことができるようにする。

 ア 食生活の科学と文化
 栄養、食品、調理などについて科学的に理解させるとともに、食生活の文化に関心をもたせ、必要な技術を習得して充実した食生活を営むことができるようにする。

 イ 衣生活の科学と文化
 被服材料、被服の構成、被服製作、被服整理などについて科学的に理解させるとともに、衣生活の文化に関心をもたせ、必要な技術を習得して充実した衣生活を営むことができるようにする。

 ウ 住生活の科学と文化
 住居の機能、住空間の計画、住環境の整備などについて科学的に理解させるとともに、住生活の文化に関心をもたせ、必要な技術を習得して充実した住生活を営むことができるようにする。

 エ 生活文化の伝承と創造
 衣食住にかかわる生活文化の背景について理解させるとともに、生活文化に関心をもたせ、それを伝承し創造しようとする意欲をもたせる。

(5)消費生活と資源・環境

 家庭の経済生活、消費者の権利と責任などについて理解させるとともに、現代の消費生活の課題について認識させ、資源や環境に配慮し、消費者としての適切な意思決定に基づいて、責任をもって行動できるようにする。

 ア 消費行動と意思決定
 消費行動における意思決定の過程とその重要性について理解させる。

 イ 家庭の経済生活
 家庭経済と国民経済とのかかわりについて理解させ、主体的な家計管理と家庭の経済計画の重要性について認識させる。

 ウ 消費者の権利と責任
 消費生活の現状と課題、消費者問題と消費者の保護、消費者の責任及び生活情報の収集・選択と活用について理解させ、消費者として主体的に判断し責任をもって行動できるようにする。

 エ 消費行動と資源・環境
 現代の消費生活と資源や環境とのかかわりについて理解させ、環境負荷の少ない生活を目指して生活意識や生活様式を見直し、環境に調和した生活を工夫できるようにする。

(6)ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のウについては、(1)のア、イ、(2)及び(3)の内容との関連を図るとともに、(1)から(5)までの学習の中で段階的に扱ったり、「家庭総合」の学習のまとめとして扱うなどの工夫をすること。

 イ 内容の(2)については、学校や地域の実態等に応じて、学校家庭クラブ活動等との関連を図り、幼稚園や保育所等の乳幼児、近隣の小学校の低学年の児童等との触れ合いや交流の機会をもつよう努めること。

 ウ 内容の(3)については、学校や地域の実態等に応じて、学校家庭クラブ活動等との関連を図り、福祉施設等の見学やボランティア活動への参加をはじめ、身近な高齢者との交流の機会をもつよう努めること。

 エ 内容の(4)については、実験・実習を中心とした指導を行うよう留意すること。

 オ 内容の(6)については、ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動の意義と実施方法について理解させること。また、指導に当たっては、内容の(1)から(5)までの学習の発展として、生徒が生活の中から課題を見いだし、解決方法を考え、計画を立てて実践できるようにすること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のイについては、関連する法律や制度の詳細に深入りしないこと。

 イ 内容の(2)については、小学校の低学年までの子どもに重点を置いて扱うこと。アについては、母子保健についても扱うこととするが、妊娠出産の詳細に深入りしないこと。ウについては、児童福祉に関する法律や制度の詳細に深入りしないこと。

 ウ 内容の(3)のイについては、高齢者福祉に関する法律や制度の詳細に深入りしないこと。また、高齢者福祉サービスについては、代表的なものを扱うこと。ウについては、日常生活の介助として、食事、着脱衣、移動などのうちから選択して実習させること。

 エ 内容の(4)のイについては、衣服を中心として扱い、被服材料については布を扱うこと。エについては、アからウまでのいずれかにかかわる課題を取り上げて実験・実習等をさせること。

 オ 内容の(5)のウについては、契約、消費者信用、問題の発生しやすい販売方法などを取り上げて、消費者の権利と責任について具体的に理解させることに重点を置くこと。エについては、生活と資源や環境とのかかわりについて具体的に理解させることに重点を置くこととし、地球環境問題に深入りしないこと。

第3 生活技術

1 目標

 人の一生と家族・福祉、消費生活、衣食住、家庭生活と技術革新などに関する知識と技術を体験的に習得させ、生活課題を主体的に解決するとともに、家庭生活の充実向上を図る能力と実践的な態度を育てる。

2 内容

(1)人の一生と家族・福祉

 人の一生を生涯発達の視点でとらえ、家族や家庭生活の在り方、乳幼児と高齢者の生活と福祉について理解させ、男女が相互に協力して、家族の一員としての役割を果たし家庭を築くことの重要性について認識させる。

 ア 生涯発達と家族
 生涯発達の視点で各ライフステージの特徴と課題について理解させ、青年期の課題を踏まえて、男女が協力して家庭を築くことの意義と家族や家庭生活の在り方について考えさせる。

 イ 乳幼児の発達と保育・福祉
 乳幼児の心身の発達と生活、親の役割と保育及び子どもの福祉について理解させ、子どもを生み育てることの意義を考えさせるとともに、子どもの健全な発達のために、親や家族及び社会の果たす役割が重要であることを認識させる。

 ウ 高齢者の生活と福祉
 高齢者の心身の特徴と生活及び高齢者の福祉について理解させ、高齢者の自立生活を支えるために家族や地域及び社会の果たす役割が重要であることを認識させる。

(2)消費生活と環境

 家庭経済や消費生活に関する基礎的な知識を習得させるとともに、現代の消費生活の課題について認識させ、消費者として責任をもって行動できるようにする。

 ア 家庭の経済と消費
 家庭の経済生活、社会の変化と消費生活及び消費者の権利と責任について理解させ、消費者として主体的に判断できるようにする。

 イ 消費行動と環境
 現代の消費生活と環境とのかかわりについて理解させ、環境負荷の少ない生活を目指して生活意識や生活様式を見直すことができるようにする。

(3)家庭生活と技術革新

 科学技術の進展が家庭生活に及ぼす影響について理解させ、家庭生活の充実を図るためのコンピュータの活用や家庭用機器の適切な管理と活用ができるようにする。

 ア 科学技術の進展と家庭生活
 家庭生活の変化は科学技術の進展と大きくかかわっていることを理解させ、科学技術の家庭生活への適切な活用について考えさせる。

 イ 家庭生活と情報
 高度情報通信社会と家庭生活とのかかわりについて理解させ、コンピュータや情報通信ネットワークを家庭生活に活用できるようにする。

 ウ 家庭生活と電気・機械
 家庭用機器の機能と活用及び安全と管理について理解させ、家庭用機器を適切に扱うことができるようにする。

(4)食生活の設計と調理

 栄養、食品、調理などに関する知識と技術を習得させ、充実した食生活を営むことができるようにする。

 ア 家族の食生活と栄養
 家族の食生活の現状と課題について考えさせ、健康と栄養とのかかわりについて理解させるとともに、健康の保持増進に配慮した食生活の工夫ができるようにする。

 イ 食品と調理
 食品の栄養的特質と調理上の性質について理解させ、献立作成ができるようにするとともに、調理技術の習得を図り、家族の食事を整えることができるようにする。

 ウ 食生活の管理
 食生活環境の変化及び食生活の安全と衛生について理解させ、健康や安全に配慮した食生活の管理ができるようにする。

(5)衣生活の設計と製作

 被服の着装、製作、管理などに関する知識と技術を習得させ、充実した衣生活を営むことができるようにする。

 ア 被服の機能と着装
 被服の機能と着装について理解させ、被服計画を考えて被服を適切に選択し、着装できるようにする。

 イ 被服の構成と製作
 体型や動作と被服とのかかわり及び立体構成と平面構成の特徴について理解させ、デザインに応じた適切な被服材料の選択ができるようにするとともに、製作技術の習得を図り、被服の製作ができるようにする。

 ウ 衣生活の管理
 被服材料の性能と加工、被服の管理などについて理解させ、健康や安全に配慮した衣生活の管理ができるようにする。

(6)住生活の設計とインテリアデザイン

 住居の機能、設計、管理などに関する知識と技術を習得させ、充実した住生活を営むことができるようにする。

 ア 家族の生活と住居
 住居の機能、家族の生活と住空間及び住環境と地域社会について理解させ、快適な住生活と周囲の環境や地域社会とのかかわりについて考えさせる。

 イ 住居の設計とインテリア計画
 快適で機能的な住生活を営むために必要な条件について理解させ、家族の形態や暮らし方を想定した住居の平面計画やインテリア計画ができるようにする。

 ウ 住生活の管理
 住居の選択と維持管理及び住居の安全と衛生について理解させ、健康や安全に配慮した住生活の管理ができるようにする。

 エ 生活と園芸
 草花や野菜の栽培と利用に関する基礎的な知識と技術を習得させ、園芸を用いて生活環境を豊かにする工夫ができるようにする。

(7)ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動

3 内容の取扱い

(1)内容の構成及びその取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。

 ア 各学校においては、内容の(3)から(6)までの中から、生徒の興味・関心等に応じて、二つ又は三つの項目を選択して履修させること。

 イ 内容の(1)のイ及びウについては、学校や地域の実態等に応じて、学校家庭クラブ活動等との関連を図り、乳幼児や高齢者との触れ合いや交流などの実践的な活動を取り入れるよう努めること。

 ウ 内容の(7)については、ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動の意義と実施方法について理解させること。また、指導に当たっては、内容の(1)から(6)までの学習の発展として、生徒が生活の中から課題を見いだし、解決方法を考え、計画を立てて実践できるようにすること。

(2)内容の範囲や程度については、次の事項に配慮するものとする。

 ア 内容の(1)のイについては、子どもの健全な発達を支えるための親の役割と保育に重点を置くこととし、児童福祉に関する法律や制度の詳細に深入りしないこと。ウについては、高齢者福祉に関する法律や制度の詳細に深入りしないこと。

 イ 内容の(2)のアの消費者の権利と責任については、契約、消費者信用、問題の発生しやすい販売方法などを取り上げて具体的に扱うこと。イについては、環境負荷の少ない生活の工夫に重点を置くこととし、地球環境問題に深入りしないこと。

 ウ 内容の(3)のイについては、生徒の実態等に応じて適切なソフトウェアを選択して、その基本操作ができるようにすること。また、情報通信ネットワークを活用した情報の収集、処理、発信を扱い、コンピュータを家庭生活に活用できるようにすること。その際、情報モラルについて理解させること。ウについては、身近な家庭用機器を取り上げて、具体的に扱うこと。

 エ 内容の(4)のイについては、調理用機器の特徴を生かした調理や食品の加工に着目した調理についても扱うこと。

第3款 各科目にわたる指導計画の作成と内容の取扱い

1 指導計画の作成に当たっては、次の事項に配慮するものとする。
(1)「家庭基礎」、「家庭総合」及び「生活技術」の各科目に配当する総授業時数のうち、原則として10分の5以上を実験・実習に配当すること。
(2)「家庭基礎」は原則として、同一年次で履修させること。
(3)「家庭総合」及び「生活技術」を複数の年次にわたって分割して履修させる場合には、原則として連続する2か年において履修させること。
(4)中学校技術・家庭科、公民科及び保健体育科などとの関連を図るとともに、教科の目標に即した調和のとれた指導が行われるよう留意すること。

2 内容の取扱いに当たっては、次の事項に配慮するものとする。
(1)各科目の指導に当たっては、コンピュータや情報通信ネットワークなどの活用を図り、学習の効果を高めるようにすること。
(2)生徒が自分の生活に結び付けて学習できるよう、問題解決的な学習を充実すること。

3 実験・実習を行うに当たっては、施設・設備の安全管理に配慮し、学習環境を整備するとともに、火気、用具、材料などの取扱いに注意して事故防止の指導を徹底し、安全と衛生に十分留意するものとする。

お問合せ先

初等中等教育局教育課程課

-- 登録:平成21年以前 --