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9 視写

9‐1 視写の効果1…全般

  1. 集中力をつける。
  2. 字が上手になる。
  3. 文章表現の技法を覚える。
  4. 表記のルールを覚える。
  5. 暗誦や記憶に役立つ。

9‐2 視写の効果2‐例えば、休暇中の「一日十分間視写」

  1. 毎日続ける「根気」
  2. 勉強時間の中に割り振る「計画性」
  3. 準備や片付けをする「整理整頓」
  4. 手本や文章を正確に読み取る「注意力」
  5. 丁寧に書き続ける「集中力・持続力」
  6. 書き終えてから点検する「自己省察(せいさつ)力」

9‐3 視写の指示方法

指示

  1. 文学的文章(物語・小説)の場合
     「全文の中から、次のように思った文を、3文選んで視写しなさい。」
    • いいな
    • 上手だな
    • 感動した
    • 印象に残った
    • この作品で大事なところだ
    • (自分が作文に書くとき)真似したい/参考にしたい
  2. 説明的文章(説明文・(小学校)意見文/(中学校)論説文・評論文・記録文)の場合
     「全文の中から、次のように思った文を、3文選んで視写しなさい。」
    • 分かり易い
    • 組み立てが明快だ
    • 要点を述べている
    • (自分が説明したり発表したりするとき)真似したい/参考にしたい

効果

  1. 子ども達は、一文一文を丹念に読むことになる。
  2. その文を選んだ理由をまとめたり述べたりすることで、主体的に読む力が育つ。

関連

  1. 一人一人のペースが違うので、教室よりもむしろ家庭学習で行うのに向いている。つまり、補習授業校の構造がかえって強みとなって表れる学習である。
  2. この学習は、文学的文章・説明的文章とも、それぞれの学習目標の本質にふれるものである。
  3. 授業中に取り上げた文を選んでも構わない。その文をなぜ選んだかについての認識があればよい。

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総合教育政策局国際教育課

-- 登録:平成21年以前 --