令和2年3月31日
参事官(施設防災担当)付
文部科学省では,避難所となる学校施設の防災機能強化等に向けた取組を推進するため,学校施設の防災機能強化に取り組む学校や地方公共団体を調査し,事例集としてとりまとめましたのでお知らせします。
文部科学省や学校設置者は,阪神・淡路大震災以降,学校施設の耐震化を推進するとともに,特に新潟県中越地震以降は,避難所としての学校施設の防災機能の向上のための取組を進めてきました。安心して子どもたちや教職員が教育活動や生活をし,また,災害時の安全を確保し,良好な避難所としての役割を果たせる学校施設は,災害の多い我が国においてはなくてはならないものであり,その防災機能の強化は,より一層の推進が必要です。そのためには,防災担当部局,学校設置者,学校,地域が連携した取組が必要不可欠であり,災害時における活動を想定して必要な防災機能を検討し,整備するとともに,定期的に点検・訓練することが重要です。
こうした状況を踏まえ,避難所となる学校施設の防災機能強化等に向けた取組を推進する際の参考となるよう,学校施設の防災機能整備の取組をまとめた事例集を作成することといたしました。文部科学省の委託事業として作成したものであり,検討に当たっては,「避難所となる学校施設の防災機能に関する事例集作成業務」に関する有識者会議において議論を重ね,まとめられたものです。
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