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学校施設の換気設備に関する調査研究報告書 参考資料[5]

5.「教室等の室内環境に関する調査研究」の概要

調査研究の趣旨及び概要

 児童生徒等が、健康で快適に過ごせる室内環境の在り方について、総合的に検討するため、平成14年12月から平成16年3月にかけ、文部科学省から社団法人日本建築学会へ委嘱して調査研究を実施したものである。
 調査研究においては、1.空気・熱、2.採光・照明、3.音、4.児童生徒の心理・空間認知等の観点から、1.既往研究・実測データの分析、2.シミュレーションの分析、3.実測調査の分析を行い、児童生徒が健康で快適に過ごせる教室等の室内環境について検討を行っている。
 特に空気・熱に関する検討の結果、以下の既往研究・実測データの分析結果に示すように、冬季に窓を閉め切った状態で換気が十分に行われていない場合の二酸化炭素(シー オー ツー)濃度が1,500ppmを超える事態が生じており、室内の空気環境の改善のためには、換気への配慮が重要であるとされている。

空気・熱に関する既往研究・実測データの分析結果

  • 冬季の窓を閉鎖した状態における換気回数は、1回毎時程度であり、授業終了時の二酸化炭素(シー オー ツー)濃度が2,000ppm以上となる場合がある。
     (図3‐1‐6)
  • 換気扇を使用することにより換気回数を3回毎時以上確保して、二酸化炭素(シー オー ツー)濃度を1,500ppm以下に保つことができる。
     (図3‐1‐6)
  • 冬季の窓を閉鎖した状況の時に、二酸化炭素(シー オー ツー)濃度が2,000ppmを超える場合がある。
     (図3‐1‐10)

図3‐1‐6 F小学校6年A組の冬季のシー オー ツー濃度経時変化及び換気回数1)
図3‐1‐6 F小学校6年A組の冬季のシー オー ツー濃度経時変化及び換気回数1)

図3‐1‐10  授業中の二酸化炭素濃度の変動状況2)【冬季(1月)の都内S区小中学校4校の測定例】
図3‐1‐10  授業中の二酸化炭素濃度の変動状況2)【冬季(1月)の都内S区小中学校4校の測定例】

  • 1)合原妙美・岩下剛:鹿児島市内の小学校における室内空気環境実測、日本建築学会計画系論文集、2002.9
  • 2)伊藤直明他:学校建築における開口部の熱・光・風環境調整手法に関する総合的研究、1990

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文教施設企画部施設企画課

-- 登録:平成21年以前 --