学校施設の換気設備に関する調査研究報告書 第3章 換気設備の施工監理時の留意点
換気設備の施工監理時には、設置された換気設備が設計図書で指定された仕様や施工方法で施工されているかの確認や固定状況の確認等を現場で行う必要があります。
1)換気設備が設計図書等で指定されたものであるかの確認
- 設計図書(仕様書)等で指定した製品と一致しているか。(屋外フード等の部材を含む)
- 製品(スイッチ等も含む)や点検口の設置位置が設計図書(設備図面)と一致しているか。
- ダクト配管状況、断熱工事の施工状況が換気扇等のメーカーの製品仕様書等に記載された内容と一致しているか。
- 絶縁処置など電気配線工事は設計図書(仕様書、内線規定)及びメーカーの製品仕様書と一致しているか
- 点検スペースの確保等日常点検及び定期点検上支障がないスペースが確保されているか。

(天井取付けの場合の確認例)

(壁取付けの場合の確認例)

(窓取付けの場合の確認例)
図3‐1 換気設備の仕様等の確認例
2)換気設備の固定状況の確認
- 製品仕様書との整合(吊ボルト仕様等)が取れているか。
- 固定ナット等の処理が確実に実施されているか。
- 点検時等、製品に外力が加わった場合でも安全な固定状態となっているか

(天井取付けの場合の確認例)

(壁取付けの場合の確認例)

(窓取付けの場合の確認例)
図3‐2 換気設備の固定状況の確認例