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学校施設の換気設備に関する調査研究報告書 第2章 換気設備計画の立案(1)1)

(1)普通教室における換気設備計画の立案

1)必要換気量の算定

 建物の中では、人の活動に伴って様々な汚染物質(人体に有害な物質や不快感を起こさせる物質)が発生します。これらの汚染物質の濃度を許容濃度以下にするための換気量を必要換気量と呼びます。

普通教室の必要換気量の計算

1.学校環境衛生の基準に基づく場合の必要換気量

 必要換気量は、部屋の大きさ(容積)や在室人数により異なります。
 学校環境衛生の基準の二酸化炭素(Co2)濃度の判定基準(1,500ppm)に基づいた必要換気量は次式で算出することができます。

 必要換気量[立方メートル毎時]= 教室の収容人数[人]×1人当たりの必要換気量[立方メートル毎時人]

1人当たりの必要換気量
 1人当たりの必要換気量[立方メートル毎時人]= Ct‐Co分のM×100

  • M:1人当たりのCo2呼出量[立方メートル毎時人](表2‐1による)
  • Ct:二酸化炭素(Co2)濃度の判定基準(1,500ppm(0.15%))
  • C0:外気の二酸化炭素(Co2)濃度[ppm]
表2‐1 1人当たりのCo2呼出量
対象種別 1人当たりのCo2呼出量
幼稚園・小学生(低学年) 0.011立方メートル毎時
小学生(高学年)・中学生 0.016立方メートル毎時
高校生・大人  0.022立方メートル毎時

小学校低学年教室での計算例

  • 計算条件 床面積:60平方メートル、天井高:3メートル、収容人数:児童40人+教師1人、外気Co2濃度:0.04%

1人当たり必要換気量

  • 児童 (0.011×100)÷(0.15‐0.04)=10立方メートル毎時 人
  • 教師 (0.022×100)÷(0.15‐0.04)=20立方メートル毎時 人
  • 必要換気量 10立方メートル毎時人×40人+20立方メートル毎時人×1人=420立方メートル毎時
2.建築基準法に基づいた換気設備の必要換気量

 必要換気量は、部屋の大きさ(容積)や選定した換気回数により異なります。
 建築基準法に基づいた必要換気量は次式で算出することができます。(第1章(4)1)建築基準法への対応参照)

  • 第1種機械換気設備の場合、第2種機械換気設備・第3種機械換気設備で外部と直接給排気を行う場合
     必要換気量[立方メートル毎時]= 教室の容積[立方メートル]×換気回数[回毎時]
  • 第2種機械換気設備・第3種機械換気設備で廊下等が換気経路となる場合
     必要換気量[立方メートル毎時]=(教室の容積[立方メートル]+換気経路となる部分の容積[立方メートル])×換気回数[回毎時]

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文教施設企画部施設企画課

-- 登録:平成21年以前 --