平成30年5月に閣議決定された第3期海洋基本計画において、初めて主要政策として位置付けられた「北極政策の推進」の中で、「我が国海運企業等の北極海航路の利活用に向けた環境整備を進める」とされているところ。
北極海航路は、寒冷域において海氷を割きながら航行するといった点で、その他の海域の航行とは大きく異なる特色があるが、航行実績が乏しく、これら特色を反映した貨物輸送の企画検討に必要となる基礎データが不足している。このため、他海域に比較して北極海と類似の気象・海象の特徴を有する南極海域を航行する南極観測船「しらせ」を利用し、寒冷・氷海域の航行に係る諸データを取得するもの。
第61次南極行動中、日本-昭和基地(往路)の期間
1.コンテナ内の温湿度データ
コンテナ内に計測器を設置し、計測を実施
2.外気温湿度データ
「しらせ」が計測したデータを利用
3.加速度データ
「しらせ」に計測器を設置し、氷海域航行中に計測を実施
4.海氷状況データ
氷海域航行中に国立極地研究所が観測したデータを利用
土井(ドイ)・小林(コバヤシ)・奥村(オクムラ)・樋口(ヒグチ)・岡村(オカムラ)
電話番号:03-5253-4111(内線4144)・03-6734-4144(直通)