1.経緯

  6月28日、モスクワで開催されたITER(イーター)サイト決定のための6極閣僚級会合において、我が国で幅広いアプローチを実施することとされた。幅広いアプローチは、核融合の実現のためにITER(イーター)と並行して補完的に取り組むべき研究開発プロジェクトを日欧の協力で実施(研究活動へは他の極の参加もオープン)するものである。どのようなプロジェクトを実施するかについては、これまでの6極の専門家及び日欧の専門家による検討を通じて候補として挙げられている以下のプロジェクトのうちから、我が国が選定することとされている。

  • 国際核融合材料照射施設(設計活動及び/又は施設)
  • ITER(イーター)研究センター(以下の施設を含む)
    • -核融合科学のための計算機シミュレーションセンター
    • -遠隔実験センター
  • 核融合発電技術調整センター(デモ炉の国際設計活動センターを含む)
  • 新たなプラズマ実験装置(サテライトトカマク装置)
      こうした状況を受けて、本検討会では、文部科学省における幅広いアプローチのプロジェクトの選定に資するため、専門家からのヒアリングも行いながら候補となっているプロジェクトの概要等をとりまとめるとともに、選定に係る基本的な考え方を明らかにし、それに基づき各候補プロジェクトに対する意見をとりまとめた。

お問合せ先

研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)

(研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当))

-- 登録:平成21年以前 --