幅広いアプローチ活動の概要

(1)目的

  ITER(イーター)計画を補完・支援するとともに、原型炉に必要な技術基盤を確立するための先進的研究開発を実施します。

(2)経緯

  ITERのサイト交渉の早期解決への一助として提唱され、サイト国と非サイト国の役割分担はITER計画のみならず、幅広いアプローチ活動まで含めて定めるべきとされました。その結果、2005年6月にITERのサイト地がフランス・カダラッシュに決定するとともに、幅広いアプローチ活動の日本での実施が決定しました。

(3)参加極

  日本、欧州

(4)実施地

  青森県六ヶ所村、茨城県那珂市
六ヶ所サイト
《六ヶ所サイト(2018年9月)》

(5)実施プロジェクト

青森県六ヶ所村

  1. 国際核融合エネルギー研究センター(IFERC)
    • 原型炉設計・研究開発調整センター
    • ITER遠隔実験研究センター
    • 核融合計算機シミュレーションセンター
  2. 国際核融合材料照射施設の工学実証・工学設計活動(IFMIF/EVEDA)

茨城県那珂市

  1. サテライト・トカマク計画

(6)幅広いアプローチ協定について

  「核融合エネルギーの研究分野におけるより広範な取組を通じた活動の共同による実施に関する日本国政府と欧州原子力共同体との間の協定」(※外務省ウェブサイトへリンク)
  (参考)「2005年6月28日モスクワでのイーター閣僚級会合におけるイーター交渉の参加極代表による共同宣言」

2007年2月の幅広いアプローチ協定署名の模様
《2007年2月 幅広いアプローチ協定署名》

お問合せ先

研究開発戦略官(核融合・原子力国際協力担当)付

(研究開発戦略官(核融合・原子力国際協力担当)付)