令和2年度科学研究費助成事業(新学術領域研究(研究領域提案型))に係る中間・事後評価について

科学技術・学術審議会学術分科会
科学研究費補助金審査部会

 科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会(以下「審査部会」という。)は、平成30年度及び平成27年度に発足した新学術領域研究(研究領域提案型)の研究領域について、領域代表者からの報告を基に、「科学研究費助成事業における評価に関する規程」(平成14年11月12日審査部会決定)の規定に基づき、中間・事後評価を行った。
 中間・事後評価の結果は次のとおりである。

新学術領域研究(研究領域提案型)
 新学術領域研究(研究領域提案型)は、「多様な研究者グループにより提案された、我が国の学術水準の向上・強化につながる新たな研究領域について、共同研究や研究人材の育成、設備の共用化等の取組を通じて発展させる」ことを目的とした研究種目である。
  領域設定期間は5年間であり、領域設定期間の3年度目に中間評価を、領域設定期間終了年度の翌年度に事後評価を行うこととしている。

中間評価

 中間評価(評価対象研究領域数…18)に係る調査は、人文・社会系、理工系、生物系、複合領域の各委員会において行うこととしており、中間評価の方法は、書面、ヒアリング及び合議により行うこととしている。
 調査のため委員会を下記のとおり開催し、ヒアリングを行った後、合議により委員会としての調査結果をまとめた。
 
 人文・社会系委員会          令和2年11月20日
 理工系委員会                令和2年11月10日
 生物系委員会                令和2年11月6日
 複合領域委員会             令和2年11月11日

  以上の調査結果に基づき、令和2年12月21日に開催した審査部会で審議・決定した評価結果は以下のとおりである。

総表

 
評点 評価基準 研究領域数
A+ 研究領域の設定目的に照らして、期待以上の進展が認められる
研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの進展が認められる 10
A- 研究領域の設定目的に照らして、概ね期待どおりの進展が認められるが、一部に遅れが認められる
研究領域の設定目的に照らして研究が遅れており、今後一層の努力が必要である
研究領域の設定目的に照らして、研究成果が見込まれないため、研究費の減額又は助成の停止が適当である
 

評価結果・評価結果の所見

     令和2年度「新学術領域研究(研究領域提案型)」に係る中間評価結果・評価結果の所見 (PDF:499KB)PDF
 

各研究領域の研究概要

  
  

人文・社会系
     5001 都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究 (PDF:739KB)PDF
  

理工系
     6001 ハイドロジェノミクス:高次水素機能による革新的材料・デバイス・反応プロセスの創成 (PDF:944KB)PDF
     6002 新しい星形成論によるパラダイムシフト:銀河系におけるハビタブル惑星系の開拓史解明 (PDF:510KB)PDF
     6003 ニュートリノで拓く素粒子と宇宙 (PDF:8MB)PDF
     6004 ミルフィーユ構造の材料科学-新強化原理に基づく次世代構造材料の創製- (PDF:1MB)PDF
     6005 量子クラスターで読み解く物質の階層構造 (PDF:1MB)PDF
     6006 ハイエントロピー合金:元素の多様性と不均一性に基づく新しい材料の学理 (PDF:862KB)PDF
     6007 宇宙観測検出器と量子ビームの出会い。新たな応用への架け橋。 (PDF:443KB)PDF

 

生物系
     7001 マルチスケール精神病態の構成的理解 (PDF:365KB)PDF
     7002 配偶子インテグリティの構築 (PDF:536KB)PDF
     7003 遺伝子制御の基盤となるクロマチンポテンシャル (PDF:583KB)PDF

 

複合領域
     8001 ケモテクノロジーが拓くユビキチンニューフロンティア (PDF:632KB)PDF
     8002 時間生成学―時を生み出すこころの仕組み (PDF:270KB)PDF
     8003 ソフトロボット学の創成:機電・物質・生体情報の有機的融合 (PDF:584KB)PDF
     8004 ゲノム配列を核としたヤポネシア人の起源と成立の解明 (PDF:255KB)PDF
     8005 植物の力学的最適化戦略に基づくサステナブル構造システムの基盤創成 (PDF:390KB)PDF
     8006 発動分子科学:エネルギー変換が拓く自律的機能の設計 (PDF:250KB)PDF
     8007 シンギュラリティ生物学 (PDF:285KB)PDF

 

各研究領域の評価報告書

     科学研究費助成事業データベース(KAKEN)(※科学研究費助成事業データベースへのリンク)  
 

事後評価

 事後評価(評価対象研究領域数…20)に係る調査は、人文・社会系、理工系、生物系、複合領域の各委員会において行うこととしており、事後評価の方法は、書面、ヒアリング及び合議により行うこととしている。
 調査のため委員会を下記のとおり開催し、ヒアリングを行った後、合議により委員会としての調査結果をまとめた。
 
 人文・社会系委員会          令和2年11月20日
 理工系委員会                令和2年11月10日
 生物系委員会                令和2年11月6日
 複合領域委員会             令和2年11月11日

  以上の調査結果に基づき、令和2年12月21日に開催した審査部会で審議・決定した評価結果は以下のとおりである。

総表

 
評点 評価基準 研究領域数
A+ 研究領域の設定目的に照らして、期待以上の成果があった
研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの成果があった 14
A- 研究領域の設定目的に照らして、概ね期待どおりの成果があったが、一部に遅れが認められた
研究領域の設定目的に照らして、十分ではなかったが一応の成果があった
十分な成果があったとは言い難い
 

評価結果

  令和2年度「新学術領域研究(研究領域提案型)」に係る事後評価結果・評価結果の所見 (PDF:529KB)PDF

各研究領域の研究概要


  

人文・社会系
     1701 稲作と中国文明-総合稲作文明学の新構築- (PDF:776KB)PDF
  

理工系
     2701 トポロジーが紡ぐ物質科学のフロンティア (PDF:497KB)PDF
     2702 高難度物質変換反応の開発を指向した精密制御反応場の創出 (PDF:1MB)PDF
     2703 ハイブリッド量子科学 (PDF:358KB)PDF
     2704 J-Physics:多極子伝導系の物理 (PDF:369KB)PDF
     2705 なぜ宇宙は加速するのか? - 徹底的究明と将来への挑戦 - (PDF:657KB)PDF
     2706 核-マントルの相互作用と共進化~統合的地球深部科学の創成~ (PDF:883KB)PDF
         2707 反応集積化が導く中分子戦略:高次生物機能分子の創製 (PDF:505KB)PDF
     2708 太陽地球圏環境予測:我々が生きる宇宙の理解とその変動に対応する社会基盤の形成 (PDF:884KB)PDF

 

生物系
     3701 脂質クオリティが解き明かす生命現象 (PDF:363KB)PDF
     3702 温度を基軸とした生命現象の統合的理解 (PDF:520KB)PDF
         3703 染色体オーケストレーションシステム (PDF:803KB)PDF
         3704 共鳴誘導で革新するバイオイメージング (PDF:308KB)PDF
         3705 生物の3D形態を構築するロジック (PDF:988KB)PDF
         3706 植物の成長可塑性を支える環境認識と記憶の自律分散型統御システム (PDF:508KB)PDF

 

複合領域
     4701 がんシステムの新次元俯瞰と攻略 (PDF:785KB)PDF
     4702 海洋混合学の創設:物質循環・気候・生態系の維持と長周期変動の解明 (PDF:2MB)PDF
     4703 非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解 (PDF:287KB)PDF
     4704 宇宙からひも解く新たな生命制御機構の統合的理解 (PDF:769KB)PDF
     4705 多様な質感認識の科学的解明と革新的質感技術の創出 (PDF:538KB)PDF

 

各研究領域の評価報告書

  科学研究費助成事業データベース(KAKEN)(※科学研究費助成事業データベースへのリンク)

参考資料

  科学研究費助成事業における評価に関する規程(平成14年11月12日審査部会決定) (PDF:901KB)PDF

お問合せ先

研究振興局学術研究助成課