科学研究費助成事業(新学術領域研究(研究領域提案型))に係る中間・事後評価について

科学技術・学術審議会学術分科会
科学研究費補助金審査部会

 科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会(以下「審査部会」という。)は、平成27年度及び平成24年度に発足した新学術領域研究(研究領域提案型)の研究領域並びに平成28年度に実施した事後評価において評価を保留とした研究領域について、領域代表者からの報告を基に、『科学研究費助成事業「新学術領域研究(研究領域提案型)」の評価要綱』(平成22年5月13日審査部会決定)の規定に基づき、中間・事後評価を行った。
中間・事後評価の概要は次のとおりである。

新学術領域研究(研究領域提案型)

 新学術領域研究(研究領域提案型)は、「多様な研究者グループにより提案された、我が国の学術水準の向上・強化につながる新たな研究領域について、共同研究や研究人材の育成、設備の共用化等の取組を通じて発展させる」ことを目的とした研究種目である。
 研究領域の設定期間は5年間であり、研究領域設定後3年度目に中間評価を、研究領域終了年度の翌年度に事後評価を行うこととしている。

中間評価(対象研究領域数…20)

 中間評価に係る調査は、人文・社会系、理工系、生物系、複合領域の各委員会において行うこととしており、中間評価の方法は、書面、ヒアリング及び合議により行うこととしている。
 調査のため委員会を下記のとおり開催し、ヒアリングを行った後、合議により委員会としての調査結果をまとめた。

人文・社会系委員会 平成29年9月15日
理工系委員 平成29年9月7日
生物系委員会 平成29年10月2日
複合領域委員会 平成29年10月23日

 以上の調査結果に基づき、平成29年11月27日に開催した審査部会で審議した各研究領域の評価は以下のとおりである。

A+「研究領域の設定目的に照らして、期待以上の進展が認められる」・・・ 2研究領域
A 「研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの進展が認められる」・・・16研究領域
A- 「研究領域の設定目的に照らして、概ね期待どおりの進展が認められるが、一部に遅れが認められる」・・・ 2研究領域
B 「研究領域の設定目的に照らして研究が遅れており、今後一層の努力が必要である」・・・該当なし
C 「研究領域の設定目的に照らして、研究成果が見込まれないため、研究費の減額又は助成の停止が適当である」・・・ 該当なし

事後評価(対象研究領域数…22)

 事後評価に係る調査は、人文・社会系、理工系、生物系、複合領域の各委員会において行うこととしており、事後評価の方法は、書面、ヒアリング及び合議により行うこととしている。
 調査のため委員会を下記のとおり開催し、ヒアリングを行った後、合議により委員会としての調査結果をまとめた。

人文・社会系委員会 平成29年9月15日
理工系委員会 平成29年9月8日
生物系委員会 平成29年10月3日
複合領域委員会 平成29年10月23日

 以上の調査結果に基づき、平成29年11月27日に開催した審査部会で審議した各研究領域の評価は以下のとおりである。

A+「研究領域の設定目的に照らして、期待以上の成果があった」・・・ 4研究領域
A 「研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの成果があった」・・・14研究領域
A- 「研究領域の設定目的に照らして、概ね期待どおりの成果があったが、一部に遅れが認められた」・・・ 4研究領域
B 「研究領域の設定目的に照らして、十分ではなかったが一応の成果があった」・・・ 該当なし
C 「十分な成果があったとは言い難い」・・・ 該当なし

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研究振興局学術研究助成課