科学研究費助成事業 「審査区分表」の決定について

平成28年12月22日
科学技術・学術審議会学術分科会
科学研究費補助金審査部会


○  科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会(以下「審査部会」という。)では、科研費の平成30年度助成(平成29年9月公募予定)に係る審査から、新たな審査システムに移行することを目指し、審査区分及び審査方式を中心に見直しを行ってきました。

○  審議の過程では、日本学術振興会が取りまとめた改革案「科学研究費助成事業審査システム改革2018」について、本年4月から1ヶ月間のパブリックコメント(意見公募手続)を行ったところ、審査区分及び審査方式に関して、1,633件もの研究者・学会等から多数の意見(のべ3,078件)をいただきました。

○  その後、本年10月に日本学術振興会から修正案に係る報告を受け、これを基に審議を進め、今般、「審査区分表」(別紙1)について決定し、パブリックコメントで寄せられた意見への回答(別紙2)とともに公表することとしました。
新たな「審査区分表」による応募・審査を通じて、研究者が自律的に学術研究の質を高め、より独創的で優れた研究成果を創出し、さらには学術全体の多様性を一層豊かなものとすることを期待します。

○  なお、審査システム改革全体の在り方については、平成29年初頭に審査部会としての報告書をとりまとめ、科学技術・学術審議会学術分科会での了承を得て公表したいと考えております。

○  学術研究を支援する唯一の競争的資金である科研費の審査システムは、公正かつ適切なピアレビューの実施を基盤としており、その健全な発展のためには、研究者コミュニティの積極的な貢献が不可欠です。今後も、学界等との対話を通じて、よりよい審査システムを目指し、継続的に見直しを行ってまいりますので御理解・御協力をよろしくお願いします。

お問合せ先

研究振興局学術研究助成課

研究費総括係
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-- 登録:平成28年12月 --