科学研究費補助金における繰越し事由

別紙1

 繰越しの対象となるのは、下記「1」の6つの繰越し事由のいずれかに該当し、交付申請書において確認できる研究計画の一部に係る経費を繰越すことが必要な場合であり、かつ、翌年度内に完了する見込みのあるものである。
 また、下記「2」に繰越し事由ごとに具体例を示しているが、繰越しの具体的理由はこれだけに限られるものではない。

1  繰越し事由

 
1  研究に際しての事前の調査
2  研究方式の決定の困難
3  計画に関する諸条件
4  気象の関係
5  資材の入手難
6  その他のやむを得ない事由(1~5の事由に類似した事由に限る。)

2  繰越し事由の具体例

 
1  研究に際しての事前の調査

 
まるまるの材料に関する研究を行うに当たって、これに用いる関連材料について、当初の計画においては予見し得なかった新材料が他の研究グループにおいて開発されていることがまる月に判明したため、これを用いるに際し、その材料について事前に解析・調査を行う必要が生じ、研究がまるヶ月遅れ、年度内完了が困難となった。

2  研究方式の決定の困難

 
まるまるに関する材料の研究開発において競争関係にあるまるまる研究所の開発した材料が、当初予見していたまるまるの条件下であっても、全く別の内的要因により十分な強度を保つことができず事故に至ることが報告され、まるまる研究所が開発した材料と同程度以上の世界最高水準の厳しい条件下で現在研究している材料についても、まるまる条件の克服だけでは、十分に信頼性の高い材料開発が困難であることが明らかとなり、研究方式を再検討する必要が生じ、この検討に予想外の日数を要したため、年度内完了が困難となった。

3  計画に関する諸条件

 
まるまるに関する国際シンポジウムをまる月に開催する予定でいた。その際、海外招へい研究者に講演を依頼し、また本人からの同意を得ていたが、開催直前になって自己都合により欠席することとなった。この研究者はまるまるの研究に関し国際的に著名な研究者であり、同研究者の講演なしにシンポジウムを開催することはできないため、翌年度にシンポジウムを延期し、再度日程調整等の必要が生じたことから、年度内完了が困難となった。

予定していたまるまるまるまる研究機関における、まるまるに関する国際共同研究において、まるまる国内におけるまるまるの事故により、相手方より共同研究についてまるヶ月延期してほしい旨依頼があり、年度内完了が困難となった。

まるまる月に開催されたシンポジウムにおいて、研究成果の発表を行ったが、その時の参加者との意見交換において、当初の研究計画において行おうとしていた研究の一部について、別の研究グループが既に行っており、その方法では解決できないことが判明したため、当初の研究計画を変更する必要が生じ、その変更に予想外の日数を要したため、年度内完了が困難となった。

当初の研究計画はまるまるについて卓越した技量を持った研究者であるまるまる研究者(研究支援者)に参加頂くこととしていたが、まるまる研究者(研究支援者)の所属先研究機関での研究に予期しない重大な遅延が生じ、当該研究への参加が遅れてしまい、まるまる研究者が担当する実験が半年間まったく出来なかったため、全体の研究計画の進捗が遅れ、当初の研究計画を変更する必要が生じ、年度内完了が困難となった。

ロボットの試作を行うに当たって、当初の計画においては、まるヶ月をかけて様々な解析手法や評価方法を開発し、その手法を用いて新しいロボットの試作を行う予定であったが、まるまるの発生により、その開発に予想外の日数を要したため、当初研究計画通りに試作を行うことができなくなり、年度内完了が困難となった。

研究を実施していく中において、まるまるの事象が生じたことで当初予定していた成果が得られないことが判明したため、当初の研究計画を変更する必要が生じたことにより、その調整に予想外の日数を要したため年度内の完了が困難となった。

研究の進展に伴い、当初予想し得なかった新たな知見が得られたことから、その知見を使用し十分な研究成果を得るために、当初の研究計画を変更する必要が生じたことにより、その調整に予想外の日数を要したため年度内に完了することが困難となった。

4  気象の関係

 
まるまる地方におけるまるまるに関する研究において野外調査を予定していたが、例年にない豪雪(台風、豪雨など)により必要な研究環境が確保できずまるか月間の遅れが生じたため野外調査の年度内完了が困難となった。

5  資材の入手難

 
まるまるに関する研究に係る装置の運転に必要なまるまるについて、物品供給契約をまるまる株式会社との間で締結していたが、当該会社の工場がまるまるにより被害を受け、その復旧に予想以上の日数を要し、当該部品の納入が約まるヶ月遅れることとなり、年度内完了が困難となった。

当初の研究計画を実施する上で不可欠であった装置の一部がまるまる月に故障し、部品を交換しなければならなくなったが、当該部品が特注品であるため、納品までまるヶ月を要し、翌年度にならなければ納品、据え付けができないことから、年度内完了が困難となった。

飼育室で飼っていたまるまる匹のトランスジェニックマウスのうち、まるまる匹が伝染病に感染し、当該年度の実験に必要となるマウスを確保することができなくなった。当該マウスは特殊な遺伝子操作を行ったものであるため、他からの入手に手間取り、当初の研究計画で予定していた実験の一部が遅れ、年度内完了が困難となった。

臨床研究を行うに当たって、まるまる名の患者から血液を採取して解析する予定であったが、まるまる名の患者からしか協力を得ることができず、年度内に必要数を確保することができなくなり、年度内完了が困難となった。

圃場において栽培していた実験用植物が、夏場の高温により病虫害の被害を受け、実験に用いることができなくなったが、これに代わる実験用植物の他からの入手が遅れたため、当初の研究計画において予定していた実験の一部の年度内完了が困難となった。


-- 登録:平成21年以前 --