文部科学省改革実行本部(第3回)議事要旨

日時:令和元年8月28日(水曜日)16時00分~16時30分
場所:文部科学省11階 省議室

出席者

柴山大臣(本部長)、永岡副大臣、浮島副大臣、中村大臣政務官、白須賀大臣政務官
(事務方)藤原事務次官、芦立文部科学審議官、山脇文部科学審議官、柳官房長、串田総括審議官、ほか事務担当官

議題

(1)文部科学省創生実行計画の進捗報告
(2)職員の相談体制の抜本的強化についての状況
(3)総合教育政策局の取組

概要

○幹部の心得(業務運営上の方針)についてはすばらしい。
 私自身は勉強会をよく行っているが、成功事例よりも失敗事例を共有しようという目的で行っている。皆さんも、成功もあれば失敗もあったと思うが、どういう失敗をしたのか、その原因や解決策等を共有することが大事である。そういう勉強会があれば私も参加したい。

○この間、ボルダリングで優勝した選手が、最近成長したのは精神面だと言っていて、それは、メンタルトレーナーがかなり深いところまで選手に質問して気持ちを整理し、変えていくという方法だったと聞いた。こういうことが効果があるのではないか。職員研修の中でもそういうことができたら、職員の意識改革につながると思う。是非、メンタルに関する研修を重ね、良い人生を歩めるように頑張ってほしい。

○幹部の業務運営上の方針はすばらしいことなので、是非、一つ一つ実行して浸透させてほしい。
 私は、文部科学省未来検討タスクフォースのメンバー173名の一人一人と話をしてきたが、大切なのは風通しがよいこと、話し合えることである。
 良い報告はいつでも良いが、悪い報告はすぐにしてほしい。悪い報告ほど早く上げるという体制を各部署でしっかり整えることが必要。報告、連絡、相談が重要である。

○幹部自身の業務運営上の方針はそれぞれ立派なものができている。
 一つだけ、問題があったときに是非心してほしいことは、問題発覚時の対応として、異動の際に引継ぎが無かったからということがないようにしてほしい。
 ワークライフバランス・働き方改革について、文部科学省には、女性が多く就職しているが、女性のライフイベントとして、結婚してから妊娠、出産、子育て、介護まであるため、特に子育て中の職員に対して、男女問わず、幹部はしっかりと理解をしていただきたい。制度がきちんと活用され、働き方改革がしっかりとできるよう対応をお願いしたい。

○各省の障害者雇用の対応が本日公表された。私たちも昨年11月に推進チームを作り、各省の先頭に立ってやっていこうと進めてきて、4月に報告書を出したが、結果としては当省は各省の後ろから数えた方が早いという結果であった。文科省にもっと頑張ってほしい。「さすが、文科省」と言われるように、12月まで頑張っていきたい。全課がしっかりと協力しながら、障害者雇用の推進をしていくようお願いしたい。

○新しい取組を含め、野心的な取組について紹介いただき感謝する。
 総合教育政策局の取組は、組織改編によっていくつかの部署が一緒になったという経緯もあり、若手がどのように力を発揮するか考えているものと思うが、他の部局にも参考になるため、横展開をして省全体で取組を進めてほしい。特にルーティーンワークを見直すのは難しいが、他者から見てもらい指摘してもらうことも大事である。
 一方で、人材育成の基本的な考え方は職員のキャリアパスの明確化を図るものであり、職員も関心がある。また、業務改善改革計画についても、政府全体をあげて進めている働き方改革に関わるものであるため、難しい部分があるのは分かるがしっかりと仕上げてこの本部で報告していただきたい。
 また、業務運営上の方針はすばらしいものであり、しっかりと共有するとともに、若手職員の意見を聞き、適宜見直しをして輝きを失わないようにしてほしい。
 また、悪い報告を早く上げること、業務の引継ぎをしっかりするということは重要である。
 不祥事は表に出さないようにするのではなく、小さな芽のうちに刈り取ることを心掛けてほしい。そのこと自体が前向きな仕事にプラスに働くこともある。
 予想以上に着実に成果があげられていると思うため、引き続きお願いしたい。

以上

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大臣官房省改革推進・コンプライアンス室

(大臣官房省改革推進・コンプライアンス室)