文部科学省デジタル化推進本部(第2回)議事要旨

日時:令和2年12月23日(水曜日)15時25分―15時50分
場所:文部科学省11階 省議室

出席者

萩生田文部科学大臣、高橋文部科学副大臣(筆頭)、田野瀬文部科学副大臣、鰐淵文部科学大臣政務官(筆頭)、三谷文部科学大臣政務官、藤原文部科学事務次官、丸山文部科学審議官、松尾文部科学審議官、増子大臣官房長、串田大臣官房総括審議官、行松大臣官房サイバーセキュリティ・政策立案総括審議官、山﨑大臣官房文教施設企画・防災部長、浅田総合教育政策局長、瀧本初等中等教育局長、伯井高等教育局長、板倉科学技術・学術政策局長、杉野研究振興局長、生川研究開発局長、藤江スポーツ庁次長、今里文化庁次長、矢野文化庁次長、望月大臣官房人事課長、茂里大臣官房総務課長、原大臣官房会計課長、坂本大臣官房政策課長、小谷私学行政課長、中川国立教育政策研究所長、岡谷科学技術・学術政策研究所総務研究官
(オブザーバー)
池田内閣官房教育再生実行会議担当室長

議題

(1)文部科学省におけるデジタル化推進プラン
(2)その他
 

要旨

○資料1及び2について、田野瀬副大臣、高橋副大臣、行松大臣官房サイバーセキュリティ・政策立案総括審議官より説明後、意見交換。

○田野瀬文部科学副大臣より、本日のとりまとめ内容をしっかりと進めていきたい、加えて、情操教育、非認知能力の育成も大事であり、対面でなければできないこともあり、こういったことについても検討を進めていきたい旨発言。萩生田大臣より、愛と思いやりのあるDX人材を育成していくことが重要であり、デジタル化はもちろん進めていくが、教育は手間がかかってはじめて成果がでるものという本質に気を付けながら進めていく必要がある旨発言。

○資料2のとおり文部科学省におけるデジタル化推進プランについて決定。

○最後に、本部長である萩生田文部科学大臣より、締め括りの挨拶。

(萩生田文部科学大臣)政府一体となって推進しているデジタル化に関する取組は、今般の新型コロナウイルス感染症の拡大により、社会構造の見直し等を余儀なくされた現代において、我が国の一層豊かで安心・安全な生活を確保するとともに、国際競争力の更なる向上等を図る上で、極めて重要。今後も我が国が多くの場面で世界を先導していく立場となるためには、我々文部科学省が、率先して強力にデジタル化に向けた取組を推進してくことが求められている。こうした中、本年9月の本部設置以降、両副大臣をはじめとする構成員の方々に御議論いただき、今般文部科学省としてのデジタル化推進に向けたプランをとりまとめることができたことをうれしく思う。特に、教育分野においては、政府の教育再生実行会議デジタル化タスクフォースにおける御議論の内容もしっかりと受け止めつつ、学校現場における一人一台端末環境の効果的な利活用を促進するため、省内に新たに推進チームを設置するなど、GIGAスクール構想におけるハード・ソフト・人材が一体となった取組や、大学におけるデジタル技術を活用した教育手法の高度化等を推進していくこと、また科学技術分野においては、デジタル社会を支えるスーパーコンピュータ「富岳」やSINET(サイネット)の整備、データ駆動型の研究開発等を推進していくこと、文化芸術・スポーツ分野においては、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進を通じて、これら活動の再開・継続・発展が可能となる環境整備を図ることについて、早急に実行に移していく必要がある。また、これらデジタル化に向けた取組の根幹として、人材育成を所掌する文部科学省が、多くの場面で活躍が期待されているDX人材を育成・確保していくことも極めて重要な取組であり、特に、これらの人材については、無機質で効率を求めるのではなく、愛や思いやりのあるDX人材の育成・確保を精力的に進めていくことが不可欠。本日のとりまとめ結果を踏まえ、構成員の方々においては、スピード感をもってデジタル化のための取組を実行に移してもらいたい。文部科学行政のデジタル化推進に向けた検討は、これで終わりではなく、目指すべき社会像を見据え、関係省庁等とも密に連携を取りながら、克服すべき課題等を解消し、一層豊かで強靭な社会を構築するためにも、引き続き議論を継続していきたい。
 

以上

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