文化庁では,地域において日本語教育を推進していく立場を担っている方を対象に,「地域日本語教育コーディネーター」に必要な能力について理解を深め,その向上を図ることを目的とした研修を開催しています。(平成22年度から令和元年度まで。令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響のため中止。令和3年度以降は、日本語教育人材の研修プログラム普及事業として実施。)
具体的には,以下の(1)~(5)の役割について,理解を深め,その能力の向上を図ることを目指しています。
受講者が約4か月の実践内容を発表します
コーディネーターの役割について学びます
令和3年度~ 研修受講者(委託事業により実施)
平成30~令和元年度 研修受講者
平成22~29年度 研修受講者
グループワークの結果を報告します
1)名古屋国際センター:浅野 順子(あさの よりこ)さん(平成29年度東日本地域 受講)
■課題:ボランティアと学習者の対話による相互理解の促進が実現できていない
■取組:ボランティアと学習者の対話による相互理解促進にむけて~失敗からの学び~
2)千里にほんご(とよなか国際交流協会):浅野 雅代(あさの まさよ)さん(平成29年度西日本地域 受講)
■課題:活動理念が明確になっていない
■取組:千里にほんご「みんなで一歩,前へ」
3)長野県松本市:鶴賀 幸(つるが こう)さん(平成26年度東日本地域 受講)
■課題:外国人の親が交流し,日本語を学ぶ場が必要だが,まだない
■取組:松本日本語カフェ『Mカフェ』の実践について
4)愛知県:土井 佳彦(どい よしひこ)さん(平成26年度西日本地域 受講)
■課題:緊急速報メールが外国人市民に理解可能なものになっていない。
■取組:緊急メールの「やさしい日本語化」に向けて
全国の研修受講者が集まり,各地域の状況や取組に関する情報を交換・共有するとともに,受講者同士のネットワークの構築を目的とした「地域日本語教育コーディネーターフォローアップ研修」を開催しています。
平成28~29年度はコミュニティオーガナイジングについて学びました
令和元年度:地域日本語教育コーディネーター研修の1日目を,フォローアップ研修として,過去の受講者に公開しました。
平成30年度:地域日本語教育コーディネーター研修の1日目を,フォローアップ研修として,過去の受講者に公開しました。
平成29年度:「共感を呼び,一緒に行動する仲間を増やすためのストーリーの語り方~ハーバード大学で教えられているパブリック・ナラティブを学ぶ~」
講師:安谷屋 貴子,林 大介,会沢 裕貴,竹之下 惟基(NPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン)
平成28年度:「地域の人たちと共に動くには‐コミュニティオーガナイジングの理論と実践を学ぶ‐」
講師:鎌田 華乃子・松澤 桂子(NPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン)
平成27年度:ファシリテーション研修
「地域において協働を生み出す「場づくり」に必要なファリシテーションとは」
講師:竹迫 和代(パブリックハーツ株式会社・参画はぐくみ工房)
平成26年度:「地域日本語教育に関する課題とその解決策の共有及びネットワーク構築のためのワークショップ」ラウンドテーブル形式
平成25年度:「地域日本語教育に関する課題とその解決策の共有及びネットワーク構築のためのワークショップ」ワールドカフェ形式