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文部科学省車座ふるさとトーク(神奈川県相模原市)(平成27年5月1日)

1.日程

平成27年5月1日(金曜日)

2.訪問地

神奈川県相模原市(会場:相模原市立淵野辺東小学校)

3.訪問者

赤池誠章文部科学大臣政務官

4.概要

(1)テーマ及び参加者

「改正学習指導要領を踏まえた今後の道徳教育の在り方について」をテーマに、2回に分けて車座での対話を実施。1回目は淵野辺東小学校の教員8名、2回目は淵野辺東小学校児童の保護者6名と対話した。

(2)教員からの主な意見

  • 道徳の「特別教科」化により、文章による評価を行うこととなるが、そのためには子供たちのことがよく見えていないといけない。平成30年度までの移行期間中に何をすべきなのかをよく考えていきたい。
  • 「私たちの道徳」は2学年分で1冊となっているので、低学年の児童が持ち運びをするにはかなり重いものである。
  • 「私たちの道徳」を活用するに際しては、どの題材をどの学年で使用するかについて事前に話し合い、扱う題材が学年間で重複しないようにした。
  • 子供たちの心に種をまき、将来それが花開くようにしていくためには、授業の質を上げることが重要。本校では、道徳について「一人一授業の公開」を行っており、教師が互いの授業を見合うことによって、よりよい授業作りにつなげていくこととしている。
  • これまでは、授業が子供たちにとって分かりやすいものだったかどうかなどを気を付けながらやってきた。今後、記述式による評価ということだが、一時間ごとの授業をぶつ切りにして評価していくというわけにはいかないだろう。年間35時間、子供たちも自分も明るい気持ちで終えられるような授業にしていきたい。
  • 本校では平成8年度から20年間にわたって道徳の授業改善のための研究に取り組んできている。他の学校では道徳教育の全体計画の立て方などに苦労しているという話もよく耳にするが、これまでの成果も踏まえつつ全体計画を見直し、他教科等との関係性も改善していくようにしたい。
  • 国の方針として、今後は「考え、議論する道徳」ということであるが、本校の先生方は既にそれを実践していると思う。
  • 「議論する」という言葉については、「白黒をつける」というようなイメージを持たれることはないか。もし、そのようなことが「議論する道徳」なのであれば、道徳教育の良さを打ち消してしまうことにならないか心配である。
  • 道徳以外の教科は、単元ごとの学習があったり、複数回にわたって授業を行ったりするが、道徳の時間は1回ごとの授業が独立しているようなものであり、それを年間35回きっちりとやるのは現実問題として難しい面がある。しかし、子供たちが授業の中で伝えたかった教師の思いよりも上を越えていくのを見るのはとてもうれしいものである。

 文部科学省車座ふるさとトーク(神奈川県相模原市)(平成27年5月1日)の様子 その1  文部科学省車座ふるさとトーク(神奈川県相模原市)(平成27年5月1日)の様子 その2

(3)保護者からの主な意見

  • 道徳を学んでいく上では「温故知新」ということや地域ぐるみで取り組むことが大切である。また、道徳の授業で学んだことを実社会での生活にどのように生かしていくのかということが重要であり、大人もそれをしっかり考えていかなければならない。
  • 道徳の授業を時間内に終わらせるために、子供たちの様々な意見をくみ取り切れずに切り捨ててしまうようなことがあってはならないと思う。
  • 今後は評価が行われるということについては、表現力が高い子や、本当に思っていることとは違うことを書ける子にとって有利に働くということにならないか心配。
  • 道徳の授業がつまらないと言っている子供たちもいるようだ。本だけではなく、映像教材など視覚的なものをもっと活用してもよいのではないか。
  • 学校と家庭・地域との連携に関して、本校では道徳の公開授業やアンケートなどを通じて、学校に保護者の声を届ける機会は開かれていると感じている。
  • 「評価」という言葉を聞くと、5段階で成績がつくということを想像してしまった。子供が持ち帰る成績表で道徳に低い評価がついていると、親もショックを受けるだろうと思う。
  • 学級通信に子供たちが道徳の授業を通じて感じたことを書いてあるのを読ませてもらった。自分の子供も本当に思ったことをそのまま書いたということであったが、これが教科化された後に、子供たちがどう書くようになるのかが気になるところである。
  • 道徳の授業をちゃんとやっていても、実際には根の深いいじめがあったりもする。大人の社会できちんとできていないことが子供たちにも投影されているのだろうから、大人ももっと気を付けないといけないと感じる。
  • この4月まで「私たちの道徳」という教材があることを知らなかったが、大人が読んでもためになる題材が多数収められていた。
  • 道徳の授業では、本などの教材だけに沿って進めるのではなく、人との関わりをしっかり取り入れてやってほしい。幅広い世代の道徳観というものに触れていく必要があると感じる。
  • 自分が学生時代に教育実習に行ったときに、道徳の授業をやったことがあるが、実際には指導書に書いてあるとおりには進められなかったが、自分の生の経験談を語ったことで、子供たちが自分に対して人間としての興味を持ってくれたように思う。
  • 「私たちの道徳」の中では情報モラルに関することも扱われていたが、スマートフォンなどの情報機器を使い始める年代よりも早い段階から扱うようにした方がよいのではないか。実際に使い始めてから情報モラルについて学ぶのでは遅い。

文部科学省車座ふるさとトーク(神奈川県相模原市)(平成27年5月1日)の様子 その3  文部科学省車座ふるさとトーク(神奈川県相模原市)(平成27年5月1日)の様子 その4

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成27年05月 --