大学改革GPナビ-Good Practice-(第78号)

●INDEX●

◇[ごあいさつ  大学振興課長 義本博司]
◇[各プログラムの公募説明会開催のお知らせ]
 (1)「大学教育・学生支援推進事業」
 (2)「組織的な大学院教育改革推進プログラム」
 (3)「国際化拠点整備事業(グローバル30)」
◇[GP選定取組の実施状況レポート(東北福祉大学)]
◇[編集後記-編集部(教育GP・補助金執行担当) (大学改革推進室専門職)為房 正]

●[ごあいさつ]●

         大学改革GPナビ読者の皆様へ       大学振興課長 義本博司

 常日頃、GPナビをご愛読頂き、ありがとうございます。このメールマガジンは、教育関係GPをはじめとする国公私立を通じた大学改革の支援事業及び大学改革の動きをリアルタイムでお伝えする媒体として発足し、4年が経過しようとしています。この間、GPナビを通じて、各事業の公募、採択に関する情報、教育GPフォーラムを始めとするイベント情報、採択された事業の紹介などを行い、メールマガジンにご登録頂く読者も年々増え、17,000人を超えるまでに至りました。新年度を迎え、大学振興課の職員一同、決意を新たに、読者の方々のお役に立つ情報媒体として、内容の一層の充実に努めていきたいと存じます。
  さて、ご案内のように、大学改革の取組及び議論が並行して進められています。昨年夏に「教育振興基本計画」が策定され、「大学等の教育力の強化と質保証」が重点的に取り組むべき事項として位置付けられました。
 この中で、(1)学士課程で身に付ける学習成果(「学士力」)の達成等を目指し、厳格な成績評価システムの導入や、教員の教育力の向上のための実効ある取組の支援、(2)国公私を通じた大学間の連携により、各大学等の教育研究資源を有効に活用し、地域貢献等を行う取組の支援 など教育関係GPを念頭においた内容が明記されています。更に昨年12月に中央教育審議会で「学士課程教育の構築に向けて」答申がまとめられるとともに、大学のグローバル化、ユニバーサル化、人口減少などを踏まえ、「中長期的な大学教育の在り方」について審議が進められています。
 また、各大学で教育の質の向上に向けた取組、大学教育改革に向けた意欲については刮目すべきものがあります。教育GPフォーラムを含め全国で開催される学士力改革や大学教育改革に関わるシンポジウムは、どの会合も多数の大学関係者で満席になることが普通になっています。
 教育関係GPも、大学改革のこうした動きを踏まえつつ、各大学における大学教育改革の取組を効果的に支援するため、進化発展させていきたいと考えております。引き続きご支援ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

●[各プログラムの公募説明会開催のお知らせ]●

 国公私を通じた大学教育改革支援プログラムの公募説明会の開催に関するお知らせをお届けします。

■(1)「大学教育・学生支援推進事業」の公募説明会開催のお知らせ□

 平成21年度「大学教育・学生支援推進事業(大学教育推進プログラム・学生支援推進プログラム)」について、4月中旬に公募を開始する予定でおりますが、このたび、平成21年度公募要領等に関する説明会を下記のとおり開催しますのでお知らせします。
 参加者登録は平成21年4月17日(金曜日)12時まで受け付けております。参加者登録については独立行政法人日本学術振興会Webサイトをご覧ください。

 ○大阪会場:「メルパルク大阪(ホール)」
         平成21年4月21日(火曜日)
         14時30分-17時30分(開場14時)
 ○東京会場:「人見記念講堂」(昭和女子大学内)
         平成21年4月23日(木曜日)
         14時-17時(開場13時30分)

(独立行政法人日本学術振興会のWebサイトはこちら)
 https://blue.tricorn.net/g-coe/f.x?f=1fb5581a 
(文部科学省「大学教育・学生支援推進事業」のWebサイト
 https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/index.htm 

【本件担当】
 ・大学教育推進プログラム
  大学振興課大学改革推進室 03-5253-4111(内線3317)
 ・学生支援推進プログラム
  学生・留学生課 03-5253-4111(内線2519)

■(2)「組織的な大学院教育改革推進プログラム」の公募説明会開催のお知らせ

 平成21年度「組織的な大学院教育改革推進プログラム」について、4月中旬に公募を開始する予定でおりますが、このたび、平成21年度公募要領等に関する説明会を下記のとおり開催しますのでお知らせします。
 参加者登録は平成21年4月16日(木曜日)12時まで受け付けております。詳細については独立行政法人日本学術振興会Webサイトをご覧ください。 

 ○大阪会場:「メルパルク大阪(ホール)」
         平成21年4月20日(月曜日)
         13時30分-15時30分(開場13時) 
 ○東京会場:「メルパルク東京(メルパルクホール)」
         平成21年4月22日(水曜日)
         13時30分-15時30分(開場13時) 

(独立行政法人日本学術振興会のWebサイトはこちら)
 http://www.jsps.go.jp/j-daigakuin/04_koubo_setumei.html

【本件担当】
 大学振興課大学改革推進室 03-5253ー4111(内線3312) 

■(3)「国際化拠点整備事業(グローバル30)」の公募説明会開催のお知らせ□

・事業の目的
 文部科学省では、平成21年度から、大学の機能に応じた質の高い教育の提供と、海外の学生が我が国に留学しやすい環境を提供する取組のうち、英語による授業等の実施体制の構築や、留学生受け入れに関する体制の整備、戦略的な国際連携の推進等、我が国を代表する国際化拠点の形成の取組を支援することにより、留学生と切磋琢磨する環境の中で国際的に活躍できる高度な人材を養成することを目的として、「国際化拠点整備事業(グローバル30)」を実施します。
 このたび、本事業の公募に関する説明会を以下の日程で開催しますので、参加を希望される場合は、平成21年4月7日(火曜日)10時から、日本学術振興会webサイトにて登録手続きを行っていただきますようお願いします(締め切りは4月16日(木曜日)12時です。)。     
 なお、参加される際の資料については、4月中旬頃にアップロードしますので、参加される方は各自印刷の上、ご持参くださいますようお願いします。関係書類をダウンロードすることができない場合は、担当までご連絡ください。郵送等にて関係書類を送付します。 

 ○大阪会場:「メルパルク大阪(ホール)」
         平成21年4月20日(月曜日)
         10時30分-12時30分(開場10時)
 ○東京会場:「メルパルク東京(メルパルクホール)」
         平成21年4月22日(水曜日)
         10時30分-12時30分(開場10時) 

・事業の概要
  ○予算額(総額): 41億円
  ○採択件数    :  12件程度 
  ○財政支援規模  :  約2~4億円
  ○補助対象期間  :  5年間

・今後の公募スケジュール(予定)
 ○公募通知の発出 : 平成21年4月中旬
 ○申請書の提出期限: 平成21年5月下旬
 ○採択大学の決定 : 平成21年8月下旬 

公募要領等の詳細については、以下のWebサイトをご覧ください。
(文部科学省Webサイト)
 https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/index.htm
(独立行政法人日本学術振興会Webサイト)
 http://www.jsps.go.jp/j-kokusaika/index.html

【本件担当】
 高等教育企画課国際企画室 03-5253-4111(内線3352) 

●[GP選定取組の実施状況レポート(東北福祉大学)]●

 GP選定取組について、編集部が直接大学等を訪問し、取組内容などのお話を伺ってきました。
 今回は、東北福祉大学の取組について紹介します。

 東北福祉大学
 「地域資源の総合化による子ども教育の展開
 -大学と地域社会との協働による「地域子ども育みプランナー」の育成-」(平成19年度現代GP選定取組)

 当該大学では、従前から地域ボランティアの活動など、学生が地域に入っていく活動が盛んに行われているようですが、本取組は、このような大学としての特色を生かした取組となっています。
 本取組では、子ども教育、子育て支援という切り口で地域の諸団体と連携し、地域の子どもとふれあう取組や子育て中の親の育児の相談支援を行う取組など、関連する様々な活動に学生を参加させることで、学生の教育効果の向上と地域貢献を図ろうとしています。
 当該大学としては、この取組をとおして、生涯学習力を育成するとともに、特定の職業に限らず一市民として地域作りの担い手になるような卒業生を送り出すことができるのではないかと考えているとのことです。
 また、当該大学では複数のGPの取組が実施されていますが、学生教育という観点から、例えば、プレゼン能力やコミュニケーション能力など、大学として考えているコアスキルを、通常の教育活動に加えGPによる先駆的な取組により育成し、GPによる教育効果を測ることを目指しているとのことでした。
 本取組では、子育てを親と子供だけに注目するのではなく、地域での子育てとして捉える発想が新鮮であり、また、当該大学として、取組について積極的に外部にアピールしたり他大学と意見交換を行うなど、とても意欲的に取組んでいる印象を受けました。
 今後も引き続き取組を適切に実施し、学生教育の充実につなげていただくとともに、本取組による「学習成果」を測定し、外部に対し明らかにしていただくことを期待します。

●[編集後記-編集部(教育GP・補助金執行担当) (大学改革推進室専門職)為房 正]● 

 この4月から教育GP・補助金執行担当となりました為房(タメフサ)と申します。よろしくお願いします。
 今回のGPナビで紹介させていただいたとおり21年度のGP事業も、4月中旬以降公募説明会が開催され、本格的に動き出します。GPナビを通じ、みなさまに最新の情報を提供するとともに、大学改革の推進を支援できるようがんばります。よろしくお願いします。

◇文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。
「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。

◇ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校から学内の関係部署や希望者に転送する際は、お手数ですが担当の方は、転送メールであることを示した上で転送してください。 

◇GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
 お送りいただくメールの件名はセキュリティの関係上、必ず「大学改革GPナビ(件名)」の形式でお願いします。
 なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビ「GPに関するQ&A」などで回答する場合もあります。 

★「大学改革GPナビ」の一般配信をご希望の方は以下のURLから申し込みをお願いします。
 (新規登録・登録解除)
 https://www.mext.go.jp/magazine/index.htm 

大学改革GPナビ-Good Practice-
編 集 長:文部科学省高等教育局大学改革推進室
発   行:文部科学省高等教育局大学改革推進室
     〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
     03(5253)4111(内線:3319、3321) 

大学教育の充実-Good Practice-
https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11554427/www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gp.htm(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます

大学改革GPナビ-Good Practice-バックナンバー
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm

お問合せ先

文部科学省高等教育局大学改革推進室

電話番号:03-5253-4111(内線3319,3321)

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