大学改革GPナビ-Good Practice-(第17号)

 

平成18年1月18日



 文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お届けしています。
 「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。
 「特色ある大学教育支援プログラム」の通称を「特色GP」、「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」の通称を「現代GP」と言っています。
 ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校から学内の関係部署や希望者に転送する際は、お手数ですが担当の方は、転送メールであることを示した上で転送してください。
 平成18年1月から「大学改革GPナビ」の一般配信が可能となりました。配信をご希望の方は以下のURLから申し込みをお願いします。
https://www.mext.go.jp/magazine/index.htm



●INDEX●
[一般配信に寄せて(高等教育局大学振興課長 中岡 司)]
[現代GPフォーラム・プレイベント「現代GPの昨日・今日・明日」]
[18年度政府予算案について]
[現代GP選定委員会について]
[関連記事掲載のお知らせ]
[GPに関するQ&A]
[編集後記~編集部(特色GP・補助金執行担当)
(大学改革推進室改革支援第2係長)川崎 宏]



[一般配信に寄せて(高等教育局大学振興課長 中岡 司)]●

 このたび「大学改革GPナビ」の一般配信を開始いたしました。このことは即ち私たちの発信する情報がより多くの方々の目に触れ、更に幅広いご意見を頂戴することができるようになるわけで、改めて身の引き締まる思いです。

 申すまでもなく、「国公私を通じた大学教育改革の支援」各プログラムが大学全体での大学改革の組織的取組を進める一つのきっかけとなっていることについては既に一定の評価をいただいているところですが、一方で、大学関係者の皆様の中にはこれらプログラムが将来どう展開していくのかご心配いただいている方もいらっしゃることと思います。

 大学改革の支援策を講じるに当たっては、個々の支援策が大学改革を実際に推進する大学人に支持されるだけでなく、安心して大学改革に取り組めるよう今後の展望も含めた中期的な支援の考え方もあわせて明らかにしていくことが極めて大切であると考えております。

 大学振興課としては、今後とも、GPナビをはじめ様々な機会を通じて大学改革支援に関する的確な情報発信に努めてまいります。読者の皆様におかれましても、是非ともフォーラムの場やGPナビのQ&Aのコーナーなどを通じて生の声をお寄せいただければありがたく存じます。


[現代GPフォーラム・プレイベント「現代GPの昨日・今日・明日」]●

 平成18年3月4日(土曜日)に予定している現代GPフォーラムにむけて現代GP選定委員会委員の先生方に抱負や17年度の審査についての感想などをいただき連載でお届けしています。
 連載第4回となる今回は現代GP選定委員会荻上委員長とテーマ「ニーズに基づく人材育成を目指したe-Learning Programの開発」の清水部会長から18年度への抱負や17年度の感想をいただきました。



  ■□1■□

「18年度現代GPについて」
現代GP選定委員会委員長 荻上 紘一
(独立行政法人大学評価・学位授与機構教授)



 

 皆様、本年もよろしくお願い申し上げます。
 昨年末決定された平成18年度政府予算案では、現代GPに約46億円の事業費が認められています。これは国の政策の中でも、高等教育改革の重要性が認められ、これまで現代GPが積み上げてきた事業実績が高く評価されてのことと思いますが、非常に厳しい財政状況の中で、これまでに選定された取組の継続的な支援とともに、18年度の新規公募を実施するために必要な予算を獲得して下さった文部科学省の努力に敬意を表します。

 この勢いを今後に繋げるべく、我々選定委員会も、さらに迅速で公正な審査やGP事業への理解の向上に努めて参りたいと考えております。大学・短期大学・高等専門学校の皆様におかれましても、引き続き、教育改革の取組の推進に御尽力下さるようお願いいたします。

 18年度の公募テーマにつきましては、現在、文部科学省で検討中ですが、新たに「環境教育」「キャリア教育」に関するテーマが設定される見込みです。テーマ等を正式に決定した後、公募の通知を2月中旬、申請の受付を4月中旬に予定しております。これまで以上に多くの大学等からの申請をお待ちしております。



  ■□2■□

「第6部会の審査を振り返って」
ニーズに基づく人材育成を目指したe-Learning Programの開発
部会長 清水 康敬(独立行政法人メディア教育開発センター理事長)




 

 平成16年度に選定された15大学等にはe-Learningに関する実績があると感じましたが、今年度に選定された14大学等にはe-Learningを本格的に開始しようとする意欲的な「取組」が含まれていると思います。これは、育成する人材像とそのニーズが明確であることを公募の中で示されたことが関係しているようです。その結果、育成する人材を中心に計画されたためか、教養科目や基礎科目に関する取組と比較して、言語学やIT関連人材、看護、福祉、歯学などの専門科目に関係するe-Learning Program が多く選定されたとの印象があります。また、選定された14の大学と短大、高専においてそれぞれ実施体制を明確にして意欲的に教育効果を目指しています。これらのことから、この現代GPによるe-Learningに関する支援プログラムを契機にして、多くの大学等でe-Learningが検討され、高等教育改革に寄与されていることを実感しています。

 現代GPフォーラム・プレイベント「現代GPの昨日・今日・明日」の過去の掲載分は、「大学改革GPナビ」バックナンバー掲載ページでご覧ください(第13号~第15号)
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/tokushoku/05060601.htm
   
 現代GPフォーラムは、平成18年3月4日(土曜日)に東京ビッグサイトにて開催予定です。今回は新たにテーマ毎のグループディスカッションを開催します。パネルディスカッション・グループディスカッションの参加受付は平成18年1月下旬開始予定です。
   


[現代GP選定委員会について]●

 1月10日(火曜日)に現代GP選定委員会が開催されました。会議では、来年度の公募に関し議論が行われました。今後委員会での議論を踏まえ、内容を変更することもありますが、各大学等の申請に向けた検討に資するよう、スケジュール案や公募テーマ案等を含む会議資料を公開しますのでご活用ください。

(会議資料はこちら)
  https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/needs/gijiroku/06011611.htm

(当日の様子)  
現代gp選定委員会写真1 現代gp選定委員会写真2



[関連記事掲載のお知らせ]●

 文部科学時報1月号(発行 株式会社ぎょうせい)では、平成17年度の特色GPフォーラムの報告と18年3月に開催する現代GPフォーラムの概要及び過去に選定された取組の活動状況等について、以下の大学、短期大学からの報告を紹介します。

 (報告1)平成16年度特色GP選定取組
    静岡大学「多角的評価で磨く文工融合型情報学教育」

 (報告2)平成17年度現代GP選定取組
    北星学園大学短期大学部「専門職業人となる人材の基盤的英語教育」

 なお、文部科学時報では、平成18年3月号でも最新のトピックスを織りまぜながら、選定取組について大学等からの報告を紹介することを予定しています。

 (参考)
(静岡大学取組紹介ページ)
  http://www.shizuoka.ac.jp/info/20040802.html

 (北星学園大学短期大学部取組紹介ページ)
  http://www.ipc.hokusei.ac.jp/eibun-jc/gendai-GP



[GPに関するQ&A]●

 「大学改革GPナビ-Good Practice-」メールボックス(daikaika@mext.go.jp)に対して、よくいただく質問にお答えします。

(Q)
 来年度の特色GP・現代GPの公募説明会は開催されるのでしょうか?
 開催されるのであれば時期はいつ頃でしょうか?毎年年度末の開催なので早く知りたいのですが。

(A)
 「公募説明会は、2月28日(火曜日)に大阪で、3月3日(金曜日)に東京で開催することを予定していますが、今後、各プログラムの委員会での議論により変更もあり得ます。詳細は、事務連絡や「大学改革GPナビ」などでお知らせしていきます。


「GPに関するQ&A」でとりあげてほしい質問を随時募集しています。
daikaika@mext.go.jp までメールにて送信してください。お送りいただくメールの件名は必ず[大学改革GPナビ(Q&A)」の形式でお願いします。



[編集後記~編集部(特色GP・補助金執行担当) (大学改革推進室改革支援第2係長)川崎 宏]●

 昨年1年を振り返りますと、心痛む事件・事故などが多数あったことが思いおこされてなりません。そのひとつの昨年12月の特急列車脱線事故は、私の実家のすぐそばで起こったものです。見るも無惨な現場にあらためて大変な事故であったことを痛感し、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げるとともにお怪我をされた方にもお見舞い申し上げます。
 このようなことが起こらない平和で災いなき世の中となることを願ってやみません。

 さて、この1月から本メルマガが一般配信できるようになり、編集部の他のスタッフは一般配信の登録をするのだろうか?と密かに思いつつ私は登録しました。登録すると登録完了を通知する返信のメールが届き、それを見て何となくニンマリしてしまったのは私だけでしょうか?登録された方々の職業をみますと、思っていたよりも「小学校教職員」の方の登録が見られご意見・ご感想を直接お伺いできる機会がないものかと思っています。みなさまからのご感想・ご意見などのご投稿をお待ちしています。実に多くの方に周知されはじめていることを実感し、気を引き締めて施策の充実・普及につとめなければと思った次第です。昨年12月に開設しました「特色GP・現代GPイベント-インフォメーション&レポート」も本メルマガ共々ご愛用の程よろしくお願いします。

 最近はインターネットの普及により、メルマガのように労せずして必要な情報を得ることができるようになりました。便利なので私もいくつか配信を受けています。このように便利になればなるほど、自ら情報を得るアンテナを敏感にし、それを生かす術を磨いていかねばと思っています。そういえば少し前「それ知りませんでした」という私に、「情報は自分で取りに行くもんだ!」と叱咤いただいたある先輩の言葉を肝に銘じたいと思います。

 


GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」事業についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
 お送りいただくメールの件名は必ず「大学改革GPナビ(件名)」の形式でお願いします。
 なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビなどで回答する場合もあります。



このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
 このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。

新規登録・登録解除

 https://www.mext.go.jp/magazine/index.htm


大学改革GPナビ-Good Practice
編集長代行: 文部科学省高等教育局大学改革推進室室長補佐 高山 宏
発行: 文部科学省高等教育局大学改革推進室
〒100-8959 東京都千代田区丸の内2-5-1
03-5253-4111(内線:3319、3321)



大学改革GPナビ-Good Practice
国公私立大学を通じた大学教育改革の支援
特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)
現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)
(3月4日フォーラム開催予定)
特色GP・現代GPイベント-インフォメーション&レポート-

-- 登録:平成21年以前 --