大学改革GPナビ-Good Practice-(第11号)

平成17年11月29日



 文部科学省高等教育局大学改革推進室からGPに関する情報等を随時お伝えしています。
 「GP」とは「優れた取組」を表す「Good Practice」の頭文字をとった通称です。

 現在システムの関係上ご登録いただいている各大学・短期大学・高等専門学校の窓口(最大2アドレス)から学内の関係部署や希望者に転送をお願いしています。
 お手数ですが、窓口担当の方は、学内へ転送メールであることを示した上で転送してください。

 今後専用システムの整備を予定しています。システム整備後は自動受付による配信を予定しています。



INDEX
[平成17年度特色GPフォーラム体験記(その3)]
[レポート]
(1)(GP選定取組の実施状況レポート)
[GP関連番組のお知らせ]
(1)政府広報「明日への架け橋」(12月17日(土曜日))
(2)秋田テレビ「おんな6人 やるべ!村おこし」をみるべ!
 (12月1日(木曜日)東海テレビ、12月6日(火曜日)フジテレビほか)
[GPに関するQ&A]
[編集後記―編集部(現代GP担当)大学改革推進室専門職 河野 太志]



[平成17年度特色GPフォーラム体験記(その3)]

 今年度の特色GPフォーラムも11月23日(水曜日)の京都会場で無事終了しました。今回は京都会場に参加していただいた立命館大学の学生さんの目からみた「GP」や「特色GPフォーラム」の感想・意見をお届けします。

(立命館大学政策学部3回生 田中吉政さん・原美和子さん)

Q)GPのことを知ったきっかけは何でしたか?

(田中さん)
A)私は大学で広報スタッフをしており、大学内の出来事を学生に知らせる活動に参加しています。そんな中、大学の取組がGPに選定されたことを知り、このことを、皆に知らせたいと思いGPについて調べはじめました。

立命館大学政策学部3回生 田中吉政さん・原美和子さん

Q)フォーラムに学生が参加するにあたり、どのような催し物があると良いと思いますか?

(原さん)
A)取組自体については、今回のポスターセッションやシンポジウムでも聞くことはできるのですが、実際に学生の生の声が聞ける催し物があると良いと思いました。例えば、ブースに実際受講している学生が2名程度参加して、「この授業はどういう感じですか」とか「どのようなことが学べるのか」等直接聞くことのできる場があればいいと思います。

Q)学生の目から見たGPの印象はどのようなものですか?

(田中さん)
A)今日のフォーラムに参加して、様々な取組があると思いました。GPに申請するということは、申請した大学が今一番に取り組んでいる教育取組だと思います。それらの取組をみることで、全国の大学でどのような教育取組が行われているかが分かるので、とても興味深いと思います。

Q)大学教育に期待することを教えてください。

(原さん)
A)学びが大学の中だけで終わるのではなく、地域の人々や地域全体の活性化につながるような取組がなされれば学生にとっても地域にとっても社会全体にとっても役立つと思います。そういうプログラムを作っていくことが大事なのではないかと思います。

(田中さん、原さん達のGPについての報告はこちら・RSWeb特集)
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/rs/051017/index.htm

 今年度の特色GPフォーラム参加いただきました方、ポスターセッション・シンポジウムにご協力いただきました絹川委員長をはじめとする先生方、選定大学・短期大学の方、そして大学基準協会のスタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。

 

 

[レポート]

高等教育に関する最新の話題などについてお届けします。


 

(1)選定取組実施状況レポート

 GP選定取組実施状況レポートを数回に分けてお届けします。
 今回は、平成16年度特色GPに選定された南山大学の取組の感想等を大学振興課大学院係の畑係員からお届けします。

(南山大学)
(高等教育局大学振興課大学院係 畑 盛斗)

 はじめまして、文部科学省高等教育局大学振興課の畑です。「21世紀COEプログラム」と「魅力ある大学院教育」イニシアティブの担当をしています。今回、南山大学の特色GPの取組「アジアを重視した国際教育の質的向上」を拝見させていただきました。
 学長と留学生がディスカッションする授業を傍聴しましたが、その中で印象的だったのは学長の「同じ国の人で集まらずに、日本や他の国の学生と積極的に交わるように」との発言でした。このように働きかけても、実際の行動に移すのは学生自身です。選定されたどのプログラムも優れた取組であることは言うまでもありませんが、それを維持し成し遂げるには、学生にどうコミットし、自発的な行動を促すのかが取組を充実させる鍵のひとつだと教えられました。

(南山大学の取組紹介はこちら)
http://www.nanzan-u.ac.jp/Menu/gp/


[GP関連番組のお知らせ]

GPに関する最新の番組放送情報についてお届けします。


 

(1)政府広報「明日への架け橋」(12月17日(土曜日))

 4月に引き続き「政策対談 明日への架け橋」朝日ニュースター(CS)において「GPを通じた大学教育改革のいま」と題しGPに関する情報発信を行います。
 今回は特色GP実施委員長である絹川正吉先生と山崎編集長の出演でお送りします。是非ご覧ください。

(放送予定日)
12月17日(土曜日)21時30分~ 朝日ニュースター(CS)


 

(2)秋田テレビ「おんな6人 やるべ!村おこし」をみるべ!
 (12月1日(木曜日)東海テレビ、12月6日(火曜日)フジテレビほか)

 秋田県立大学短期大学部の6人の学生による1年間の村おこしを記録した、秋田テレビ(AKT)制作の「おんな6人 やるべ!村おこし」という作品が、FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品としてフジテレビ系列各局で放送されています。
 実は、この村おこしの取組は、平成16年度現代GPに選定された取組なのです。深夜の放送ですが、興味をもたれた方はご覧ください。

(直近の放送予定日)

12月1日(木曜日) 26時35分~27時27分 東海テレビ
12月6日(火曜日) 26時33分~27時28分 フジテレビ
12月10日(土曜日) 25時45分~26時40分 仙台放送
12月11日(日曜日) 24時15分~25時10分 福井テレビジョン放送
テレビ長崎
24時45分~25時40分 テレビ熊本
12月12日(月曜日) 25時10分~26時5分 高知さんさんテレビ
26時10分~27時5分 鹿児島テレビ放送
12月13日(火曜日) 25時20分~26時15分 福島テレビ
25時30分~26時25分 さくらんぼテレビジョン
26時5分~27時 関西テレビ放送
12月20日(火曜日) 25時20分~26時15分 テレビ愛媛
1月9日(月曜日) 25時15分~26時10分 テレビ宮崎

(放送終了局)
秋田テレビ、山陰中央テレビジョン放送、テレビ西日本、テレビ大分、新潟総合テレビ、岡山放送

(放送日未定局)
北海道文化放送、岩手めんこいテレビ、テレビ静岡、長野放送、富山テレビ放送、石川テレビ放送、テレビ新広島、サガテレビ、沖縄テレビ放送

※以上の放送予定日等は、11月18日現在の確認状況です。
予告なく変更されることもあるので予めご了承ください。


[GPに関するQ&A]

 「大学改革GPナビ」メールボックス(daikaika@mext.go.jp)に対して、よくいただく質問にお答えします。

(Q)
 文部科学省のホームページのトップから特色GPや現代GPの情報ページを探すことができませんでした。何かよい方法はありませんか。

(A)
 以下の各方法で検索してみてください。

1)文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/)から

 下段の「1.生涯学習・学校教育」から「大学・短大・専門教育に関するもの」を選択し「国公私立大学を通じた大学教育改革の支援」を選択すると特色GP・現代GPを選択することのできる画面に到達します。

2)文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/)から

 下段の「2.トピックス」内の「国公私立大学を通じた大学教育改革の支援」を選択すると特色GP・現代GPを選択することのできる画面に到達します。

3)各インターネット検索エンジンから

 インターネット検索エンジンで「特色ある大学教育支援プログラム」や「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」と入力し検索してみてください。
 文部科学省ホームページの該当のページが検索できると思います。
 また、今年5月から開始した「大学改革GPナビ」のバックナンバーが掲載されているページは「大学改革GPナビ」と入力すると検索されると思いますのでお試しください。
 なお、今後検索しやすいようにブックマーク等の機能も活用していただけると便利だと思います。

◇「GPに関するQ&A」でとりあげてほしい質問を随時募集しています。
  daikaika@mext.go.jpまでメールにて送信してください。お送りいただくメールの件名は必ず[大学改革GPナビ(Q&A)」の形式でお願いします。


[編集後記―編集部(現代GP担当)大学改革推進室専門職 河野 太志]

 好評だった特色GPフォーラムも、京都を最後に、今年度7会場の全日程を終了いたしました。のべ約1,700名以上の参加者、また、実施にあたった委員、ポスター出展又は事例発表を行った大学、そして財団法人大学基準協会スタッフの皆様、大変お疲れ様でした。
 どの会場でも大変な活発なやりとり、にぎわいを見せていた様子で、今後の大学教育改革に向けての弾みがついたのではないかと思います。
 初年度のフォーラムが、大阪・東京の2会場での開催であったことを考えれば、数年足らずの間で、これだけ大勢の方に興味関心をもっていただくまでに成長し、大学教育改革の渦が拡がってきたことに、非常に感慨深いものを感じております。
 来年3月4日(土曜日)には、現代GPフォーラムを東京で開催します。
 フォーラムは参加者の活発なやりとりがあって初めて成り立つもの、「参加者全員の手で」つくりあげられるものです。何卒積極的なご参加をお待ちしております。

◇ GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」事業についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
 お送りいただくメールの件名は必ず「大学改革GPナビ(件名)(学校名)」の形式でお願いします。
 なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビなどで回答する場合もあります。



大学改革GPナビ-Good Practice
編集長: 文部科学省高等教育局主任大学改革官 山崎 秀保
発行: 文部科学省高等教育局大学改革推進室
〒100-8959 東京都千代田区丸の内2-5-1
03-5253-4111(内線:3319、3321)


現在の登録大学・短期大学・高等専門学校数:751
大学数:519
短期大学数:176
高等専門学校数:56



大学改革GPナビ-Good Practice
国公私立大学を通じた大学教育改革の支援
特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)
現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)(3月フォーラム予定)

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