大学改革GPナビ-Good Practice-(第8号)

平成17年10月21日



INDEX
[平成17年度特色GPフォーラム体験記]
[「大学改革GPナビ」アンケート実施について]
[GPに関するQ&A]
[初中教育ニュース(仮称)発刊について]
[編集後記~副編集長(大学改革推進室室長補佐)高山 宏]



[平成17年度特色GPフォーラム体験記]

 10月17日(月曜日)横浜会場から今年度の特色GPフォーラムがスタートしました。参加申し込みを締め切る会場も出るなど、昨年にも勝る反響です。
 横浜会場にご来場いただいた皆様、ありがとうございました。特に午後からのシンポジウム会場は満員で大学教育改革に対する関係者をはじめとする参加者の熱意を改めて感じました。
 今回は、横浜会場に参加された方、運営担当者からの感想等をお届けします。


(京都精華大学人文学部助教授 黒澤正一氏)

 特色GPフォーラムで生の声に触れると、“行ってはじめて分かる”知恵、ノウハウ、工夫や、“これは使える!”というFDのヒントが必ず見つかるので、私は昨年から全会場のフォーラムに参加し、実際にカリキュラムマネジメントの改善に役立てています。

 横浜会場のシンポジウムでは、「ばらばらに習ってきた知識やノウハウをどのように統合するか」という課題や、“大学マニフェスト”のような「教育成果の公約」が求められ、さらには「積み上げ的な教育プロセスとその手順の重視」という視点に私は共感しました。特色GPはこうした課題に自覚的に取り組む契機であり、単発的な活動を継続的・組織的に拡大するなかで「各大学・短大の個性特色に基づいた緩やかな機能別分化」が進むのかもしれません。ともあれ、特色GPのメインイベントは、今年も“耳から手を伸ばせば宝の山”です。


黒澤正一氏の写真
 



((財団法人)大学基準協会特色ある大学教育支援プログラム室 中島和生氏)

 海を臨む美しいロケーションの中、パシフィコ横浜において、平成17年度特色GPフォーラムが開始されました。当日は、あいにくの雨模様にも関わらず沢山の来場者をお迎えし、大盛況のうち幕を閉じることが出来ました。思えば、平成15年から始まりました本プログラムも、毎年、審査の適切性と効率性という相反する課題に板ばさみになりつつも何とか採択公表に至っておりますが、その裏側には、特色GPの趣旨にご賛同いただきました審査委員、ペーパーレフェリーの方々のご尽力と、昼夜を問わない文部科学省と本協会の連係プレーがあればこそ不可能を可能とすることが出来たと信じております。これからも様々な方のお力添えを得て発掘した大学人の共有財産が埋もれることがないように、事例集やフォーラム等を通じて広く社会に情報を提供して参りたいと存じます。

中島和生氏の写真

  横浜会場の様子

 関係者への周知や広く一般の方への参加を呼びかけるため各紙において特色GPフォーラム開催について案内しています。「大学改革GPナビ」の読者の方におかれましては、学生や地域の高等学校関係者、高校生などと話される際の話題のひとつにしていただけると幸いです。

 10月6日(木曜日)の東京新聞、12日(水曜日)の朝日新聞、13日(木曜日)の西日本新聞だけでなく、今後、新潟日報、中国新聞、中日新聞、北海道新聞、朝日新聞(関西版)でも告知予定です。

 来週の福岡会場をはじめ、全国6カ所の会場でお待ちしています。

シンポジウム参加申し込みページ


[「大学改革GPナビ」アンケート実施について]

 「大学改革GPナビ」をより充実していくためにアンケートを実施します。回答は読者であればどなたでも可能です。

 下記ホームページ上の様式をダウンロードしていただきアンケートに回答の上、daikaika@mext.go.jp までメールで送信してください。回答については、記名等は必要ありませんが、お送りいただくメールの件名は必ず「大学改革GPナビ(アンケート)」の形式でお願いします。

 締切は平成17年11月7日(月曜日)とさせていただきます。読者の方の積極的なご協力をお願いします。いただいた意見を反映し、より皆様の望む情報提供に努めていくため、回答は積極的に思うところを具体的に記入していただきたいと思います。

「大学改革GPナビ」アンケート様式掲載ページ

ダウンロードができない等のお問い合わせは編集部までお願いします。
daikaika@mext.go.jp または 03-6734-3335(直通))


[GPに関するQ&A]

 「大学改革GPナビ-Good Practice-」メールボックス(daikaika@mext.go.jp)に対して、よくいただく質問にお答えします。

(Q1)
 最近「大学改革GPナビ」のことを知りました。所属している大学に配信されているかどうか不明です。また、できれば個人配信をお願いしたいのですが可能でしょうか。

(A)
 「大学改革GPナビ-Good Practice-」は、現状システムの関係上、配信を希望する各大学・短期大学・高等専門学校の登録部署(最大2つまで)のメールアドレスに配信し、各大学等の登録部署から大学等内の教職員に転送をお願いしています。
 所属する大学に配信されているかどうかのお問い合わせは、お気軽に編集部(daikaika@mext.go.jp または03-6734-3335(直通))までお寄せください。
 なお、今後メールマガジンを個人配信するための専用システムの整備を検討しています。専用システム整備後は、文部科学省ホームページからの自動受付による個人配信が可能となる予定です。
 「GPに関するQ&A」でとりあげてほしい質問を随時募集しています。daikaika@mext.go.jp までメールにて送信してください。お送りいただくメールの件名は必ず[大学改革GPナビ(Q&A)」の形式でお願いします。


[初中教育ニュース(仮称)発刊について]

 この度、文部科学省初等中等教育局で取り組んでいる施策に関する情報を迅速に伝えるため、初等中等教育局でメールマガジン形式の情報提供を開始しました。しばらくは全国の教育委員会、教育関係団体向けの送信になりますが、下記のホームページにも掲載されていますのでご覧ください。

初中教育ニュース(仮称)(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きます


[編集後記~副編集長(大学改革推進室室長補佐)高山 宏]

 月一回発行を原則とした「GPナビ」も発刊から5ヶ月。おかげさまで「創刊準備号」と「特色GPフォーラム直前号」を含めると、今号で数えて10号を発行することができました。その一方、編集後記の担当も二巡目に入り、号を重ねるたびに「GPナビはどう受け止められているのか」と大きな不安とわずかな期待が募ります。TVの視聴率に一喜一憂する業界の方々の心情の一端を垣間見る思いから、今号のアンケート実施に至りました。皆様からの多くのご回答をお待ちしています。

 ところで、インターネットプロバイダー「goo」の辞書に「特色GP」が収録されていることはご存じでしょうか。GPが広く認められつつあることに触れ、少々気持ちが高ぶりました。「現代GP」も収録されるよう、より一層のGP普及のため「GPナビ」を通じた読者の皆様とのキャッチボールを大切にしたいと思います。
 今年の日本シリーズはタイガースvsマリーンズですが、燕ファンとしましては青木選手の200本安打達成に肖って「GPナビ200号」を目指す気構えで、紙面充実に努めますので引き続きご愛読お願いします。

 GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」事業についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
 お送りいただくメールの件名は必ず[大学改革GPナビ(件名)(学校名)」の形式でお願いします。
 なお、ご質問等に関しては、個別にお答えしてまいりますが、皆さま方にご紹介することが適当と思われるものなどについては、ご質問をいただいた方に確認の上、大学改革GPナビなどで回答する場合もあります。



大学改革GPナビ-Good Practice
編集長: 文部科学省主任大学改革官 山崎 秀保
発行: 文部科学省大学改革推進室
〒100-8959 東京都千代田区丸の内2-5-1



大学改革GPナビ-Good Practice
国公私立大学を通じた大学教育改革の支援
特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)
現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)

-- 登録:平成21年以前 --