大学改革GPナビ-Good Practice-(第5号)

平成17年8月29日



INDEX
[平成17年度特色GPフォーラムについて]
[情報提供事例について-みちのくGP交流シンポジウム]
[編集後記-編集部(予算等全体調整担当)大学改革推進室改革支援第1係 加藤 達矢]



[平成17年度特色GPフォーラムについて]

 この度、特色GPフォーラムの開催日程が決定しました。本年度取組が選定された大学・短期大学におかれましては、「社会への情報提供」を行うことが選定を受けた大学・短期大学の責務であることをご留意いただき、出来る限り多くの会場に参加されることを望みます。
 また、このフォーラムは全国の大学・短期大学関係者だけではなく高等学校関係者をはじめ社会一般に広く公開することとしております。惜しくも選定されなかった大学・短期大学の皆様方におかれましても、教育改革を改善・充実・発展させるための絶好の情報収集の場として、また、高等学校関係者の皆様にとっては、今後の進路指導の参考としてGPフォーラムを活用していただければと思います。是非お近くの会場に足をお運びください。
 日程につきましては以下のとおりです。開催場所等詳細については財団法人大学基準協会よりご案内します。

(開催日程)
横浜会場   平成17年10月17日(月曜日)   (パシフィコ横浜)
福岡会場   平成17年10月24日(月曜日)   (アクロス福岡)
新潟会場   平成17年11月2日(水曜日)   (朱鷺メッセ)
広島会場   平成17年11月11日(金曜日)   (広島国際会議場)
名古屋会場   平成17年11月15日(火曜日)   (名古屋国際会議場)
札幌会場   平成17年11月21日(月曜日)   (札幌コンベンションセンター)
京都会場   平成17年11月23日(水曜日)   (国立京都国際会館)
(各会場とも10時30分~18時の予定)


[情報提供事例について-みちのくGP交流シンポジウム]

 GPの特徴の1つである、社会への情報提供について今回は選定された大学等の積極的な情報提供事例として山形大学が中心となって実施されたみちのくGP交流シンポジウム(平成17年1月27日(木曜日))について紹介します。

(報告)みちのくGP交流シンポジウムについて
(山形大学高等教育研究企画センター 小田 隆治)

 山形大学高等教育研究企画センターの企画マネージメント部門長の小田隆治です。私は、山形県内6大学・短期大学の連携FD組織「地域ネットワークFD“樹氷”」の協議会議長を務めております。

 “樹氷”の取組が平成16年度に現代GPに選定されるとすぐに、同年度に東北地区で特色GPと現代GPに選定された大学・短期大学を一堂に会してシンポジウムを開催しようと思い立ちました。山形大学及び“樹氷”は、FDの理念を「相互研鑽」としていますので、東北地区の高等教育機関が連携・共有するFDを着想したのです。また当時、現代GPについてフォーラム開催時期が未定であったことも、企画の一因となりました。

 平成16年度、東北地区では特色GPに2件と現代GPに5件が選定されました。これらの大学・短期大学に参加のお願いをしたところ、全ての大学・短期大学からすぐに快諾を得られました。シンポジウムのタイトルは『21世紀の大学教育を拓く-みちのくGP交流シンポジウム-』とし、平成17年1月27日に山形大学で開催しました。ポスターは一日中展示し、午前中はポスターの前で各GP担当者が説明を行いました。午後は文部科学省の大学改革推進室室長補佐の高山宏氏に「GPをはじめとした今後の大学改革支援について」というタイトルで基調講演に続き、各大学・短期大学のGP事例報告を17時まで実施しました。嬉しいことに、東北地区の大学・短期大学はもちろんのこと、北は北海道から南は鹿児島県の学まで、全国から多数の参加がありました。参加者は、大学・短期大学の教職員、学長や理事、町村の教育長や高校教諭、マスコミ関係者、大学院生や大学生と多彩で、合計144名の参加がありました。

 参加者からは、このシンポジウムが情報の取得や意見交換の場として適切なサイズであった、と感想をいただきました。参加した学生たちは、シンポジウムの内容や教員の活発な議論から、自身の勉学に刺激を受けたと言っていました。また、シンポジウムはテレビや新聞でも報道されました。
 我々は様々な高等教育機関や市民と連携しつつ、自学と“樹氷”の教育活動を発展させていきたいと願っています。

 詳細は、ホームページ及び「“樹氷”FD研究年報やまがた2004」をご覧ください。

 (みちのくGP交流シンポジウムの紹介ページ



[編集後記-編集部(予算等全体調整担当)大学改革推進室改革支援第1係 加藤 達矢]

 第5号の編集後記を担当する改革支援第1係の加藤です。
 今回のGPナビでご紹介したとおり、特色GPのフォーラムが10月から11月にかけて開催されます。
 過去2年間のフォーラムにおいては多くの皆様の参加をいただき、有意義なものとなりました。今年度のフォーラムにも積極的にご参加いただき、情報収集や議論の場として有効にご活用いただき、選定取組の発展、来年度の申請取組の検討など、今後の各大学における取組に活用していただけたらと考えています。

 改革支援第1係は「予算等全体調整担当」とあるように、各プログラム間の調整やインターネットを通じた情報提供、予算折衝関係の業務を担当しています。予算関係では、これから来年度の予算折衝が始まります。厳しい財政事情ではありますが、皆様の積極的な大学改革の取組へのサポートの充実を目指していきたいと思います。

 フォーラムや予算要求の状況についても、随時GPナビなどを通じて情報提供していきたいと考えていますので、今後とも注目してください。

 GPをはじめとする「国公私を通じた大学教育改革の支援」事業についての質問や提言などありましたら、daikaika@mext.go.jpまでメールを送信してください。
 お送りいただくメールの件名は必ず[大学改革GPナビ(件名)(学校名)」の形式でお願いします。
 なお、ご質問等に関しては、個別に回答しますが、全体に周知する事が必要なものについては質問者に確認の上、大学改革GPナビなどで回答する場合もあります。




大学改革GPナビ-Good Practice
編集長   文部科学省主任大学改革官 山崎 秀保
発行   文部科学省大学改革推進室
〒100-8968 東京都千代田区丸の内2-5-1



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