平成22年4月16日
(1) 基本的な考え方について
第2回日中韓サミットにおける合意を踏まえ,日中韓において教育の質の保証を伴う大学間交流を拡大していくことは,東アジア地域における学生・教員の移動の活発化,経済活動の一体化が進展する中,地域全体を視野に入れた人材育成を実行するため不可欠であるとともに,東アジア共同体の実現にも貢献するものであること。
(2) 本構想の名称について
第2回日中韓サミットにおいて,本構想の名称を三国で検討することとされており,検討の結果,次のとおり合意された。
日本語:「キャンパス・アジア」
中国語及び韓国語:(それぞれの言語で表記)
英語:"CAMPUS
Asia"
(Collective Action for Mobility Program of University
Students)
(3) 今後の進め方について
本構想を着実に実施するため,本会議を順次開催することとし,第2回会議は本年秋に中国,後述するワーキンググループの議論の状況により,第3回会議を遅くても2011年第一四半期内に韓国で開催することとなった。そして,当面以下の事項の検討を開始することになった。
(4) ワーキンググループの設置について
本会議の開催に加え,専門的な観点から更に議論を深めるため,「大学間交流プログラム・ワーキンググループ」及び「質保証ワーキンググループ」を早期に設置することとされた。ワーキンググループの人選等は,日中韓政府間で検討することとされたが,質保証ワーキンググループは,各国の高等教育政策担当者及び本年3月に発足した「日中韓質保証機関協議会」がメンバーとなることが想定されている。
【日本】
○ |
安西 祐一郎 |
中央教育審議会大学分科会長,慶應義塾学事顧問 |
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中鉢 良治 |
ソニー株式会社副会長 |
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寺島 実郎 |
財団法人日本総合研究所会長,多摩大学学長 |
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濱田 純一 |
東京大学総長 |
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平野 眞一 |
独立行政法人大学評価・学位授与機構長 |
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德永 保 |
文部科学省高等教育局長 |
【中国】
○ |
呉 博達 |
中国教育部学位・大学院生教育発展センター主任 |
|
王 戦軍 |
中国教育部高等教育教学評価センター副主任 |
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楊 河 |
北京大学学長代理(副学長) |
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張 兆東 |
中国北大方正グループ株式会社総裁 |
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張 秀琴 |
中国教育部国際協力交流司司長 |
【韓国】
○ |
ソン・テジェ |
大学教育協議会事務総長 |
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ユン・ジョンヨン |
サムソン電子顧問 |
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イ・ヒョンチョン |
祥明大学総長 |
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キム・インセ |
釜山国立大学総長 |
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キム・テウォン |
韓国教育開発院長 |
|
ソン・キドン |
教育科学技術部国際協力局長 |
○:共同議長
出席者 計17名
高等教育局高等教育企画課
-- 登録:平成22年04月 --