プログラム別取組概要及び最終評価結果(北陸先端科学技術大学院大学)

大学名

北陸先端科学技術大学院大学

設置形態

国立

プロジェクト名

情報科学と知識科学を基盤とするサービスイノベーション人材の育成

学長の氏名

片山 卓也

取組担当者

所属部局:知識科学研究科
職名:教授
氏名:小坂 満隆

【プロジェクトの概要】「サービス・イノベーション人材育成推進プログラム申請書」より抜粋

 サービス産業の拡大やサービスの生産性向上を支える学問体系の確立を目的としたサービス経営コースを設け、人間系知識(おもてなしの心(サービスの真髄)、サービスイノベータ人材論)、社会系知識(産業(製造業)のサービス化など)、技術系知識(サービスを数値的、定量的に捕らえる技術、IT系のサービス関連技術)、マネジメント系知識(サービス品質管理、サービスビジネスモデルなど)、の4つの分野の知識をバランスよく習得させることにより、顧客価値創造の視点から総合的にサービスを考えられる人材を育成する。

【サービス・イノベーション人材育成推進委員会における所見】

(総合評価)
  所期の計画と同等の取組が行われ、所期の目的が達成された

(コメント)
<優れた点>

  • 所期の計画通りの取り組みが行われ、強みである知識科学と情報科学を基礎に、一つのカリキュラムを開発し、平成21年10月からサービス経営(MOS)コースを設置するなど、継続的・発展的に独自の優れたサービス・イノベーション教育を実施している。
  • 海外の学会でサービス・イノベーションの取組について発表する等、教員の研究活動が活発である。

<今後に期待する点>

  • 学術的な研究の側面だけでなく、企業等の現場でサービス・イノベーションを実現する人材を育成するための教育プログラム開発にもう少し努力が望まれる。
  • 学生のアンケート結果からは、教育内容を十分に消化できていない様子がうかがえるため、潜在的に優れたカリキュラムではあるものの、内容をブラッシュアップすることが望まれる。
  • 産業との連携も一方的な講師の派遣による授業にとどまっており、設定されたサービス概念との関係をうまく連結することを期待する。
  • サービス産業論、サービスマーケティングなどの人文科学系、社会科学系の科目の充実が期待される。

お問合せ先

高等教育局専門教育課

人文・社会科学教育係

-- 登録:平成24年06月 --