プロジェクト別取組概要及び最終評価結果(京都大学)

大学名

京都大学

設置形態

国立

プロジェクト名

ユビキタス健康社会の最新ニーズに対応した実践型人材育成

学長の氏名

松本 紘

取組担当者

所属部局:薬学研究科
職名:薬学研究科長
氏名:佐治 英郎

【プロジェクトの概要】「サービス・イノベーション人材育成推進プログラム申請書」より抜粋

 薬学の基礎的科目に加え、データマネジメント、モニタリング業務実践、臨床統計などの講義を通じて、臨床試験を支援し新薬開発を加速できる人材や、在宅医療、介護ビジネスの実態等の健康を取り巻く様々な産業に関する講義や地域医療関連施設における実習等を通じて、医薬分野を中心としたサービス産業のイノベーションを牽引する人材を育成する。

【サービス・イノベーション人材育成推進委員会における所見】

(総合評価)
  所期の計画と同等の取組が行われ、所期の目的が達成された

(コメント)
<優れた点>

  • 本プログラムにより開発した3科目を正規科目として開講し、受講者数、単位認定者数、修了者数とも一定の水準に達している。
  • 患者からの視点を取り入れ、プロダクトアウトからマーケットインに考えを転換した点は高く評価できる。
  • 連携企業との連携により、薬学部での科目の充実に”現実的”にアプローチしている。

<今後に期待する点>

  • 開発した科目である「医薬品開発学」は製品(goods)の開発が主体の内容となっているので、本事業の主目的であるサービス・イノベーション人材の育成との関連性を明白に示すことを期待する。 
  • 全体的に、イノベーションという視点をどこで発揮すべきか、発揮したかったのかを分かりやすく示すことを望む。
  • 単なる経験者の経験による話としてではなく、サービス科学の一分野として整備された知識に基づき授業がなされることが望まれる。もし該当するような知識体系がない場合にはサービス・イノベーション人材育成の教育プログラムとして自ら開発することを期待する。

お問合せ先

高等教育局専門教育課

人文・社会科学教育係

-- 登録:平成24年06月 --